ベニスに死す (1971)
»レビュー
まだこれがわかる年に、達していないかも…
2003/04/26
by
さんくふる
かの淀長さんも、かなり気に入られていたらしいですが、この映画の良し悪しは、もう、その人の精神年齢に大きく左右されるものでは無いか、と思いました。 友人などは中学で既にこの映画を認めていましたし…
私には、あのボガードの心理は、ただの愛というよりも、「若さへの憧れ」がかなり濃厚なのかも、…と最近思いましたが…そう単純でもなさそうで…
もう一度、何もすることが無くなった時に、見たい映画です。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
-
Re: まだこれがわかる年に、達していないかも…
2003/06/08 by
レクター博士
さんくふる様。こちらにもおいででしたか(^-^)。
>かの淀長さんも、かなり気に入られていたらしいですが、
>私には、あのボガードの心理は、ただの愛というよりも、「若さへの憧れ」がかなり濃厚なのかも、…と最近思いましたが…そう単純でもなさそうで…
タッジオは、「美」の「化身」なのだと思います。
男や女の境界線を飛び越えた存在。
歌舞伎もそのひとつ。玉三郎、菊之助。
原作のトーマス・マンは「芸術的技量が高いことの悲劇」を
描きたかった、という書簡が残っています。
「美」を感じる心。「映画」の「美」を感じる心。
肝に銘じておきましょう。
淀川先生の「淀川長治映画ベスト1000」から。
「男でも女でもない、ほんとうの美をこの作曲家は
見ちゃったんです。美貌の少年というよりも、全身
から出てくる詩の匂い」
「詩の匂い」。なんという表現でしょう。脱帽です。
現役映画評論家諸氏!勉強せい! -
Re: まだこれがわかる年に、達していないかも…
2003/06/09 by
レクター博士
質問/議論掲示板に書いたことを忘れてました。
どっかに書いたかなー、と思いつつ・・・。
結果的には補てん情報になっているとは思います。
ご勘弁を(^-^)! -
理解に必要なもの
2006/04/12 by
PRESTO
理解に必要なものって、ずばりホモ気の有無じゃないかと思ってますが。
-
「美」を感知する教養
2006/04/13 by
レクター博士
PRESTOさま。
演奏記号の「プレスト=急速に」とありますが、貴方もそうかな?
そう結論を急がなくてもね。
例えば、分母を「美」とするなら、分子には様々な因子が表出されます。
分子のひとつは歌舞伎の女方。これは男が造り上げた美の極致なんですよ。意外に知られていませんがネ。
上でレスしたように、男と女の境界線に位置する「美」が存在する。
グスタフ・アッシェンバッハの、「美」を許容する範囲が拡大して行く様、と言い換えたなら、この映画の解釈点を解放し、新たに理解し直す起点となるのかも、と願うのです。
つまり、「美」を感知する教養、高度な感覚、が無くてはならないのです。
ヴィスコンティ監督によって、下世話なモノは排除されています。それがこの映画の「粋」。 -
Re: 理解に必要なもの
2006/04/13 by
素子様命
男が男を、という時点で嫌悪、
という方に向かない映画であることは確かですが、
自分は同性愛傾向はまったくないけど、
他人がそうなのまでは気にならない、という方であれば、
理解可能だろうと思いますよ。
というのは、あの映画における少年は
無性の象徴(天使は無性と言われてますね)・
至高の芸術のようなもので、
少年に惹かれた老作曲家とて
「男に劣情を覚えている」気分ではなく、
自分を感動させ突き動かしてやまない
芸術作品を見たり聴いたりするのに近い気分だっだろうと思うから。
以前おそらく、質問/議論の方に書いたと思うのですが、
この映画のミソって、
芸術を生み出せなくなった芸術家
すなわち神のギフト・愛を失った者と、
今そこに存在しているといううだけで
神のギフト・愛を一身に受けて輝いている者の対比だと思うのですよ。
老作曲家が少年を羨望してやまなくなるのは「必然」なのです。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.










