ラストエンペラー (1987)
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愛新覚羅溥儀の生涯
2008/04/03
by
リジュ
とにかく素晴らしい、というより、凄まじい映画だった。格が違う。こんなに巧く、一つの映画で溥儀の生涯を描ききることは相当難しいことだと思う。それをやりきったこの映画がアカデミー賞9部門を獲得したというのは本当に納得できる。
自分は、浅田次郎さんの著書『蒼穹の昴』で中国の歴史に非常に興味を持った。その後、様々な中国に関する小説を読み、なんて歴史が深く、素晴らしい国なのだろうと深く感心した。今までの中国という国のイメージが大きく変わったのである。そして今回『ラストエンペラー』を見て、さらに興味・関心が高まり、物凄く感動してしまった。このように大きな感動を与えてくれることが、映画という芸術の一つの魅力なのではないかと思う。
紫禁城でのシーンは素晴らしかった。映像の隅から隅まで、何もかもが完璧なのである。宦官の衣装、溥儀の衣装、紫禁城の装飾、・・・・。まるで当時の清王朝が蘇ったかのようだった。
また、深く考えさせられたシーンもあった。それは南京大虐殺の映像が流れるシーンだ。日本がこんなに残虐なことをしていたのかと思うと非常に恐ろしくなる。『ラストエンペラー』公開当初は日本側の意図により、このシーンはカットされたらしい。後に監督の抗議によって復活したという。そのことをあるサイトで読んで本当に驚いたし、悲しかった。今の日本は平和だと思う。しかし、このような時代があったことは決して忘れてはいけないことだ。自分は戦争を経験してはいないが、このような映画を見て知ることはできる。だから、戦争の真実を映画などを通して後世に伝え、残していくことは本当に重要なことだと思った。映画をこれからも大切にしていきたい。
現在、オリンピックなどで非常に注目されている中国。これからも世界で社会的に、経済的に、そして何より歴史的に深い国になっていくと信じている。
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