萌の朱雀
»レビュー
傑出した表現力と世界認識
2007/09/28
by
理屈屋
これは素晴らしい。
是非一度、ご覧になることをお勧めします。
映像による表現力が素晴らしい。素晴らし過ぎます。
そしてその傑出した表現力によって描き出される世界認識に、巻き込まれるが如くに激しく、しかしとても静かに共感してしまいます。
小津安二郎監督が黒澤明監督に「映画を作るのに物語は要らない」と言った、という話を聞いたことがありますが、その言葉の意味が、今日、今、やっと分かった気がしました。
「物語の出来の良し悪し」や「物語によって語られる語り手のメッセージにどれだけ共感し感動できるか?」を作品を評価する際の尺度にしている私ですが、そんなモノサシがいっぺんにふっ飛んでしまいました。
この作品は良いです。
「カメラドールだぁ?
どれどれ、どの程のものか、見させて頂きましょうかね」みたいな、いささか不遜な気持ちを抱きつつ見始めましたが、アッという間に力づくで屈服させられた結果となりました。
ホント、この作品は良いです。素晴らしいと思います。
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