大いなる幻影 (1937)
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「ロッテの眼は青い」
2007/08/31
by
月踊り
映画史上に残る名セリフだと思う。
ルノワールは『ゲームの規則』とこの作品で、時代とともに移り行く国家(民族)・戦争・個人の三つ巴を描いた。
舞台となった第一次世界大戦、残り火となりつつも美しさを湛えていた欧州貴族の騎士道精神を持つ者たちの儚い友情。
これからの国家、これからの戦争では人間的な情緒が排除されてゆく。自分たちはその廃棄物になるであろうことを悟るドイツ、フランスの貴族階級の二人、これをエーリッヒ・フォン・シュトロハイムとピエール・フレネーが役柄通りに気高く演じている。また、二人に射す影の美しさをルノワールは見事に映し出している。この陰影は日本人に特に好まれている。欧米では『ゲームの規則』の方が高く評価されているが、この陰影をどう捉えるかで分かれているのではないか。
そして来る次の大戦の主人公になるであろうマレシャルとローゼンタールである。彼らはヴォワルデュの確信的犠牲によってドイツ軍収容所からの脱出に成功する。
途中匿われた農家でジャン・ギャバン扮するマレシャルはその家の未亡人と懇ろな仲になるが、この状況下ではその関係もどうにもならない事は分かっている。マレシャルはこの家の娘を抱きかかえ、片言のドイツ語で“ロッテの眼は青い(BRAU AUGEN)”と言う。息がとまるような美しい場面である。
スイス国境まで逃げ遂せた二人。マレシャルは言う「俺はまたここへ戻ってくる。戦争なんていつまでも続きゃあしないさ」、ローゼンタールが答える「(そんなのはお前の)幻想だ」
この台詞をユダヤ人のローゼンタールに言わせたところにルノワールとシャルル・スパーク(共同脚本)の凄味を感じましたね。
話は変わるが、世紀の愚作『シンドラーのリスト』をコキ降ろした痛快なレヴューに対して、“映画は娯楽である”などと利いた風な言葉を投げつけた輩がいた。
この『大いなる幻影』は、世界中で検閲の対象になり、当初日本でも大幅にカットされて上映された。
平和に対する作者の大いなる信念は、時の権力者をも怖れさせるに足りる物であったのである。
映画とはそういうものだ、甘く考えるな。
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なに気取ってんだか。
2007/08/31 by
本物の眼力
映画が娯楽でなくて何なんだ、勘違いするな。
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Re: 「ロッテの眼は青い」
2007/09/01 by
月踊り
映画は芸術でもあるよな、それくらいキミ程度でも解るだろう?
モノを観る“本物の眼力”があればエイゼンシュテインだろうとブニュエルだろうと楽しく観られるんじゃないのか?
安っぽい達観論を振りかざさないでくれよな。キミのような斜視人間にはホントに反吐がでる。 -
Re: 「ロッテの眼は青い」
2007/09/01 by
本物の眼力
だから見苦しいってーの。
こんな大昔なの作品引き合いに出して、おれは芸術が分かる人間だぞってか?
エイゼンシュテインだろうとブニュエルでも結構だが権威に弱いだけのインテリ気取りなんて最低。 -
Re: 「ロッテの眼は青い」
2007/09/01 by
月踊り
大昔だからこそ、その普遍性が現代に於いて証明できているワケでしょ?(大笑いだよ)
何故、映画は娯楽じゃなけりゃいけないの?そんなつまらない規定の方がずっと偏狭だと思うがね。それにそもそもキミのいう“娯楽”の基準て一体何なの?ワケが分かんないや。
『シンドラーのリスト』のレヴューで“本物の目”という御仁が実に的確なレヴューを寄せていた。それに対しキミがあげつらった内容は実に空疎なモノとしか言いようがなかった。
映画は無限の可能性を持った素材だ。だからこそ思想・感覚を表現する様々な作品が生まれてきたし、極上の娯楽作品も作れたワケだ。と同時にプロパガンダとして利用されてきた史実もある。戦時中、“戦意高揚”のために数多くの映画が作られた事を知らないワケもないでしょう。
宮崎駿氏の作品にはかなり滅茶苦茶な投稿をしていた氏だけど、このレヴューではスピルバーグの巧妙な刷り込みを見事に喝破していた。映画の持つ諸刃の剣の危険性を極めてジャーナリスティックに論じていたと思うよ。
ボクがこの作品を通じて感じ得たものは、それを人が芸術と呼ぼうと、娯楽と呼ぼうと、信念を持った作品はいかなる時代・風潮の中ででも輝きを失わないという事ですよ。勘違いするなという言葉はそのままお返しするよ。
エイゼンシュテインとブニュエルの名前を出したのは、単に「堅い」とか「難解」とかと認識されている人だから挙げただけだよ、彼らの権威などには何ら阿ってはいないんだけどなあ(笑)。
「だから見苦しいってーの」ですか、、、
なんか2チャンネルみたいですね(苦笑)
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