ファインディング・ニモ (2003)
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意外と深いテーマ性
2008/04/19
by
cheaphemp
どうも昨今のディズニー&ピクサー系列には触手が動かずにいたのですが、地上波でやっていたのでなんとなく流し見。途中からでしたが、ぐいぐい持っていかれました。やっぱり食わず嫌いはいけないなぁと反省。相当に自虐的な作りでしたね。何かした時「どうせアメリカ人だろ」とか(笑)。それぞれのキャラクターの描き分けも良く出来ていて、いるいるこういうヤツ!と共感できました。想定外の事態にすぐパニくる理論家とか、過度の潔癖性とか、わがまま放題のガキとか、現代社会の病理へのアイロニーも感じます。愛するが故に過度に心配性の父親、ハンディキャップを負った子に「自分では出来るつもりでも出来ないんだよ」が口癖でした。それが、ニモのちょっとした反抗心から、離ればなれになってしまい、それぞれの大冒険に突入!お互いを強く思う気持ち、ただそれだけで、危険を顧みずに勇気ある行動を重ね、いつしか保守的な父親も運命を切り拓く開拓者となっていくのです。終盤、無事に再会してからの父ちゃんの一言に涙・涙…「そうだな、お前なら出来るよ。」可能性を決めるのは、自分自身です。親が絶対的な存在である子ども時代であればなおのこと。それを潰すのも活かすのも大人次第なのです。『ファインディング・ニモ』というタイトルからも、この作品の主体が父親、またそのファクターを通した大人であり、それらに向けてメッセージを投げかけている事がわかります。大人でも、まだまだ成長することはできる…。そんな勇気をもらえる最高のエンターテインメント作品だと思いました。ただ、残念なことに、この映画のヒットによってカクレクマノミを欲しがる子ども、それに呼応して売る大人が少くなく、ニモの種族は乱獲されてしまったそうです。この映画を観たなら学び取れよ!とツッコミたいところですね。きっとポップコーン頬張り、口開けながら受動的にしか観賞してないんだなぁ。
(テレビ放映)
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