ロスト・イン・ラ・マンチャ (2001)
»レビュー
やっぱりジョニデはすごい
2005/02/13
by
倉島穂高
映画として撮影された部分はほんのわずかしかないのですが、その中でもジョニデが役の人物になりきり、その人としてフィルムの中で生きていることに驚嘆しました。彼にピントが合ってない映像の中でも、ちゃんと役になりきっていることがわかる。万難排して完成させてほしかったよ〜〜〜! 病気のために生気がないとはいえ、ジャン・ロシュフォールも絵に描いたようにぴったりのハマリぶりだったし。背景なんて実写じゃなくてギリアムお得意のコラージュのアニメでいいじゃないか!
これが噂どおり仕込みなんだとしたら、ちょっと完成度が低いように思います。事前準備の熱気と撮影開始後の悲劇的状況をもう少しねちっこく見せないと。撮影に入ってからのギリアムの憔悴ぶりからして、私は仕込みでないほうに一票。
私は演技するジョニデと素のジョニデの両方を観られただけでも満足(特に右肩の、例のタトゥー!)だったし、映画制作の舞台裏も面白かったですが、これで資金回収は無理だろうなぁ……
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