恋する惑星 (1994)
»レビュー
胸の奥にある、恋する惑星へ旅する気分
2005/03/08
by
理屈屋
独立した一つのジャンルを確立するかもしれない、従来にない雰囲気を持った映画です。
恋するものの心象をそのまま画と音にしてみましたって感じで、自分的には「若い時、好きだった子にフラレた場面の夢」を、目覚めながら今見ているといった感覚になりました。ちょうど、映画の中のトニー・レオンさんの状態にさせてくれます。
フラレているのに、哀しい気分や嫌な気持ちにならないのは、遠い昔の若い時の記憶だからでしょうか。
銃を撃ちまくるサングラスの彼女が、若い時の恋のハードさ、残酷さを象徴している感じです。
それから、しつこいくらいに繰り返すカリフォルニアドリーミングが、本当に夢のような感じを演出してます。頭の中で音楽が繰り返し、鳴り止まなくなりそうです。
普通の映画のイメージを覆す、いい作りだと思います。
10代の若者が見たらどんな印象なんだろう。
この郷愁、哀愁を若者も感じるのだろうか?
世代によって感じ方がだいぶ違って来そうな気がします。
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