岸辺のふたり (2000)
»レビュー
珠玉の8分間
2008/05/21
by
牧坂満
左遷、倒産、重病を経験する波瀾万丈の人生の中で、二人の娘を育て上げました。娘たちも両親を信じて頑張って大学に合格。現在では社会人になっています。1億円に迫る莫大な借金も全部返済して、借金0まで、家族全員の力を結集して頑張り抜きました。
死の物狂いの生活の中で、長女は父親からの無理強いにも応えてくれましたが、むしろ、ファザコンと揶揄されていた次女とは意思の疎通が出来なくなってしまいました。素直だった頃の次女を思い出し、「耳をすませば」の映画のように独立した人格として育てればよかったと猛省しています。
本作品に登場している少女が次女にダブってきます。父親としてもっと彼女の心情を察してあげれば完全な対立関係になることが避けられたかもしれない。
映画にはセリフは存在しません。だからこそ様々な人生を歩んできた十人十色の人々が自分自身の主観を込めて鑑賞すればいいのでしょう。私にとっては珠玉の8分間でした。この8分間の作品にあなたの人生を振り返ってみましょう。
【新宿高島屋シネマ】劇場鑑賞
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