かげろう (2003)
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帰る場所
2007/05/25
by
嬉野桂花
ここ数カ月は私の中でフランス映画週間のようです。
珍しくフレンチモードでアンニュイも消化不良も全部受け入れられそうな感じで…。
ギャスパーくんは結構評判いいみたいですね。私はヴァンサンのほうが好きです(比較するのもおかしいけれど)。
ギャスパーくんはあまりに女性的だからでしょうか、なで肩具合とか、クネクネしたかんじがちょいちょい気になりました(ギャスパーファンのかたごめんなさい)設定的にはあれが正しい演技なのかも・・・と後で思いましたけれど。
内容的には見て良かったです。
ラストは尻切れトンボ?なのか「そこで終わっちゃうんだ」というあっけなさはありましたが、戦争とはそういうもんだとも端的に思わされましたし。
ラストでべアールがギャスパーくんを受け入れるところは、前シーンの理性的な兵士から家族写真を見せられたからでしょう。
「帰る家族がある」この事実がべアールの張りつめた糸を切ったのだと思います。彼女が自分の孤独を突き付けられた時、もうひとつの孤独へと磁石のように引き寄せられていく。やけっぱちでもなんでもいいんだけど、彼女の孤独を埋め合わせられるのはそれ以上の孤独な肉体だったんでしょうね。
戦争があってもなくてもあの少年は本当に不幸で、彼女は戦争がなければ幸せだったかもしれない。
いろんなことを考えながら、なぜR指定なのかがさっぱりわからないのでした。
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