椿三十郎 (1962)
»レビュー
痛快というよりは・・あっけらかん
2005/05/25
by
ひろたん
「黒澤明の倫理観は中学生並」という話を聞いたことがあります^^;。
本作でも、善玉は一人も死なず、悪い奴らは斬られまくり。シリアスな前作「用心棒」より、コメディタッチの本作の方が三船敏郎に斬られた人数は圧倒的に多いでしょう。
善玉の若侍達はみんなバカで無能、悪玉の仲代達也にしてもかなり間抜けで、三船一人がスーパーマンでした。
キャラは全然違うけど、設定的には「シェーン」とかぶります。
黒澤作品は時々、現代のスピルバーグなどに通じる「子供っぽさ」が垣間見えます。だから、アメリカで受けるのかな?
しかし、冒頭の若侍達の話し合い、三十郎の登場・やり取りから一気に舞台背景を観客に理解させ、展開する演出はもう、「見事」としか言いようがない。
「倫理的には?でも、クロサワはやっぱりスゴイ」と思わずにはいられません。
三船敏郎の超スピード殺陣と合わせ、こういう映画はもう見れないですから・・・残念!
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