下妻物語 (2004)
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面白い!
2004/09/03
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最大素数
予告編を観たときに“好み”にぴったりの予感がしたので、なるべく事前情報に接しないよう努めてやっと観ることができ、すっかり気に入ってしまいました。
一見おバカ映画ですが基本的なプロットはしっかりしており、作劇的には“ありきたり”と意外性を織り交ぜて飽きさせません。
ヤンキー役にしっかりはまったアンナ嬢、それはそれで二重丸ですが、わたしは、ロリータ・ファッションがしっかりダサイ深キョンの方に一票です(^^)。休日の原宿はあの手がドッと繰り出して玉石混淆、数居る中には目を見張らされる出来のコもいますが、平日の新宿で時折り見かけるロリータ・ファッションはダサイというより勘違いばかりで、そういう意味でダサイ深キョンには妙な現実感を覚えました。
桃子(深キョン)の父の宮迫博之、悪くは無いのですが、力入り過ぎと言うか、まだ緩急の呼吸が身についていないようで疲れます。ただし、これは、そういう緩急にかけては達人の樹木希林が桃子の祖母と、どうしても絡むことが多い役だったため、ついつい比べてしまったせいのように思われ、彼にとっては不運でしたと言うべきかも知れません。
その樹木希林の役作りが実に絶妙でした(^^)。あれ、かなり本人にまかせてのものではないかと思いました。
隻眼という設定が、演じた樹木希林が実際に片目失明でそこそこブラックな味付け、初めはちょっと引いてしまったのですが、その彼女が、飛んでる虫をひょいと手掴みしたことで弾けてしまいました。これはなかなかよく作ったと思います。
それと母親役の篠原涼子がなかなかよい。他の映画でも達者なところを見せているのですが、なんか、この人実力通りの評価をされていないような気がします。
ただし、茨城弁は全員不合格と言わざるを得ませんね。八百屋の若旦那役の荒川良々が、大甘判定ならナントカという程度。茨城弁(栃木も)は難しいようで、これまでのところ昔NHKの朝ドラ『鳩子の海』で地元の漁師を演じた小松方正の茨城弁が一番評判が良かったようですが、ネイティブに言わせれば所詮ヨソ者の真似事レベルに過ぎません。
内容に踏み込んだ感想は質問/議論板「しっかりした構成で語られる荒唐無稽」に。
余談になりますが、今夏の高校野球、茨城県代表は本作の舞台となった下妻の、学校のシーンを撮った下妻二高でした!これって本作『下妻物語』の効果?(笑)。
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