ハウルの動く城 (2004)
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最高
2007/09/01
by
ブニュエリスト
いまだに繰り返し見る。
すべての場面が楽しくて美しい。
いつものことだが、まろやかで毒気のうすい絵柄に、どんな若い先端で活躍されてる各種作家とも互角で張り合える鋭角的でハードな感覚を無理なくにじませてるのは男子としてまことにありがたい事このうえない。
本心本音を言ってしまうと、冒頭のワンショットだけでも映画1本分の快感がある。
と俺は感じている。
キャラクターの行動は不可解に思う部分もあるが
そういう部分も含めて妙にリアリティがあるのは
監督の、理性ではなく感情をわりと素直に反映させているからかもしれない。
基本的には満点なのだが減点分は
やはり、監督の絵コンテを見ると、その絵のあまりのすばらしさに、「これがこのまま色がついて動いたら最高なんだけど」と思ってしまったが故の物。
見てるときはそういう感じでなくて
最高に面白い、という感想しかなかった。
これを観た後にネット生活をはじめて、俺は宮崎監督の作品のファンの中には、他の作品、他の作家の作品と、宮崎作品とを区別する個性ではなく、ごく一般的な、読書感想文的な感想を抱かせる内容なり、ストーリーなり、メッセージなり、(感動なり?)だけを求めて彼の作品を観ている層も意外に多いことを知ってかぁなりびっくらこいた。
彼らの言い分にはある程度頷ける(口調の傲慢さ、手ばなしの自己の感覚への過信は鼻持ちならないが)ものの、もののけ以降の宮崎汁のほとばしりとも言うべき作品群を観ると、そういう欠点?を笑っちゃうくらい補いまくっている場面の連続に、そのような事を気に留めるヒマもなくあっという間に時間が過ぎてしまうのであった。
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