まぼろしの市街戦 (1967)
»レビュー
面白いなんてもんじゃない
2004/01/11
by
駄駄
クストリッツアの新作か?と思うほど新しい。
見終わってから、30年以上も前の作品だと知って驚いた。
一応、戦争の風刺なんだろうけれど、
戦争だけではなく、われわれの日常を痛快に笑い飛ばしている。
いや、風刺なんていうせこさを感じさせないのが良い。
圧倒的に楽しいし、美しい。
コメディはフランス映画に限る。
と言う気がする今日この頃。
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ほんの一部賛成...
2004/03/04 by
レクター博士
駄駄さま。
> コメディはフランス映画に限る。
> と言う気がする今日この頃。
う〜ん、分かりますがイマイチ納得しかねます。
今、NHKBS2でウディ・アレンの「アニー・ホール」をDVDに
落として、観ながら書いてます。
コメディはアメリカ製がベストだと思いますね。
ウディの、というか、ユダヤ系の屈折度は良い意味でパーソナルです。
アメリカ、という定義はまた別の機会に議論しましょう。
コメディについても同様です。本気で議論したら大変な事になりますねえ。
ウディ物はシンプルに、皮膚感覚で楽しい。所謂「あるある!」ですね。
風刺や皮肉がフランスの感覚と「等価」ではないのが難しい所です。
「まぼろしの市街戦」はある意味、高尚な「風刺映画」です。
「コメディ」との違いは理解しているつもりですよ。 -
すいません。
2004/03/04 by
駄駄
ウディ・アレン、大っ嫌いなんです。
多分、生理的にセンスが合わないんですね。
何を観ても、虫唾が走る。
まったく面白くない。
それどころか、妙にいらいらする。
ユダヤ人で小男のコメディアンでは、ベン・スティラーのほうがはるかに好きです。
いや、ビリー・ワイルダーのほうが好きかな?
いずれにしても、知性をひけらかして、
気取っているところがだめなんでしょう。
手の内が透けて見えすぎる。って言う感じです。
ただし、コメディはフランス映画って言うのは間違いですね。
フランス映画はコメディに限る。に変更します。
アメリカのコメディはもちろん、イギリスも、イタリアも、日本も。
どれもそれぞれに面白い。
何もフランス映画に限らなくてもいいですよね。 -
[ウディ・アレン、大っ嫌い
2004/03/05 by
レクター博士
駄駄さま。
申し訳有りませんが、ベン・スティラーは議論に値しません。
>知性をひけらかして、気取っているところがだめなんでしょう。
>手の内が透けて見えすぎる。って言う感じです。
ビリー・ワイルダーは圏外の大御所ですねえ。
彼を引き合いに出すのは次元が違う話ですよ、監督ですし。
>フランス映画はコメディに限る。
これも大間違い。コメディがキーワードに成りましたので、キーボード
を叩く手が滑ったとしか思われません。
フランスは「恋愛映画」の権化。何をかいわんや...。 -
大正解なんですよ。
2004/03/05 by
駄駄
レクター博士さん、
私はフランスの恋愛映画が、一部を除いて、大っ嫌いなんです。
これまた虫唾が走る。
観ていると「ああ、わかった、わかった。もういいよ」って言いたくなる。
人間の情念というものを頭で捕らえようとして、
そこにこだわることで自分を知的だと勘違いしているような。
ってわかります?
とにかく、人のいやな面を暴き立てて何か楽しい?って思います。
そんな私にとっては、「フランス映画はコメディに限る」で大正解なんですよ。
同じ情念を描くにしても、深刻ぶるより、そこに笑いがあるほうが深いと私は感じます。 -
フランス映画はコメディー、に一票。
2004/03/05 by
アマテラス
お二方、お邪魔致します。
少し覗いてみたら、駄駄さんのご意見があまりにもわたくしと似ていたので嬉しくなってしまって。
というわけでレクター博士さん、失礼をお許し遊ばして。
ま、どこの国のコメディがいいか、というのはなかなか難しい問題で・・というか、わたくしとしてはコメディというのはより一層、文化的な差異が明らかになる(泣きのツボというのは割りと世界で共通する部分が多いけど、笑いのツボは国民性・その国の常識というものにかなり依存する)と思っているので、それぞれの国にそれぞれの面白さがあって好きですわ。
日本人としてみると寒すぎるコメディというのも外国製には多多ありますが、それで笑えるその国の人たちの文化的背景を考えるのが楽しい、というか。
特にシニカル系の笑いというのは、文化的背景がわからないと全然わからないこととかがありますし。
映画じゃないんですが、アニメのシンプソンズ(日本の吹き替え版はダメ)、あれがわたくし的にはコメディの最高傑作かな・・といっても北米文化に弱いわたくしは、半分も理解できていないと思うんですが。
と、それはおいといて、フランス映画はコメディに限る。
本当にそう思いますー。
>人間の情念というものを頭で捕らえようとして、
そこにこだわることで自分を知的だと勘違いしているような。
わかります。とてもよくわかります。
って、もちろん全ての映画がそうというわけでもないですが、そういう傾向にありますよね。
わたくしは基本的に、情念の存在は否定できるものではないけど、わざわざ顕微鏡で見せてくれなくてもいいのにな、と思っているので、そういうフランス映画への拒否反応というのにはまったく納得です。
情念は、顕微鏡で見せたり、より絶望的に深刻に描いていくよりも、コメディでの「毒っぽい笑い」の中に取り入れるほうが賢いと思いますわ。でもアメリはちょっといやなのよね・・その辺が微妙なところ。
フランス人の「やっちゃった集大成」ともいえるジェヴォーダンの獣、これはある意味フランスコメディの傑作かも。あれ、絶対、フランスの映画館ではみんなげらげら笑いながら見てたと思います。 -
同じ「一票」でも
2004/03/05 by
最大素数
本作を見ていないので口出しは反則かも知れませんが、フランスのコメディについてちょっと。
解釈は人それぞれ、と言われてしまうとそれまでなのですけど、フランスの恋愛映画が嫌いな理由を
> 人のいやな面を暴き立てて何か楽しい?って思います。
とまとめていらっしゃいますが、「人のいやな面を暴き立て」て面白がる、そういう「毒」こそがフレンチ・コメディのキモだと思っています。(なのでアマテラスさんの賛意はちとズレているような気がしないでも・・・)
感想をアップした映画で言えば『8人の女達』『メルシィ!人生』など、ブラックというよりエゲツナイ感じで気に入ったのですけどね。コメディと言っては行けないのかも知れませんが『アメリ』のギャグは毒吐き系としかおもえず、同じ監督の『ロスト・チルドレン』での笑いはかなりアブナイものと思っています。
ベタベタの恋愛映画は産地問わず嫌いなのですが、フランス産で言えば『道』には衝撃を受けました。
あらためてアマテラスさん。
『ジェヴォーダンの獣』とはまたエライもん持ち出されましたなあ(笑)。「やっちゃった(集大成)」とは秀逸というか強引というか(笑)、それってわたしが感じている「シラッパクレ系」と似ているような気がします(全然違うかも知れませんが)。
最初のフランス映画「シラッパクレ」体験はドロンの『サムライ』でした。マジな顔してヨタ飛ばす系コメディでは無いのかと、実は今でもすこし疑っています。
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情念の映像化
2004/03/07 by
駄駄
アマテラスさん、最大素数さん、こんにちは。
今回はフランス映画論で、少々愚説開陳。
フランスの映画は、概ね、情念にこだわりすぎている。
というのが私の第1感想。
それはきっと、無神論と根深く関係していると思いますが、
まじめに分析しているわけではありません。
ただ、なんとなくそう思う、っていうレベルです。
その情念へのこだわり方として、
恋愛映画は、概ね、情念を暴き立てる方向に進み、
喜劇は、概ね、情念を笑い飛ばす方向に進む。
というのが第2感想です。
だから、
>情念は、顕微鏡で見せたり、より絶望的に深刻に描いていくよりも、コメディでの「毒っぽい笑い」の中に取り入れるほうが賢いと思いますわ。
と言うアマテラスさんの感想は、まったく私の真意を汲んで下さったものであり、
>人のいやな面を暴き立て」て面白がる、そういう「毒」こそがフレンチ・コメディのキモだと思っています。
と言う最大素数さんの感想もまた、首肯出来るものです。
「ジェボーダン」と「サムライ」がコメディであるのかどうか、
となるとこれまた少し方向の違ったお話ですが、
情念系フランス人気質とはまったく合わないものとして、
ジャック・タチが上げられるのでは?と思っています。
最大素数さん、「まぼろしの市街戦」機会があったら是非ご覧ください。
たわいもない話ですが、たぶん最大素数さんのお好きな主題じゃないかと思います。
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