人間の証明 (1977)
»レビュー
随分遠くにきたものだ。
2004/08/05
by
いずい
ちょうど今、テレビ版でリメイクさているので、映画版を鑑賞。
設定が70年代的で非常に面白く感じた。松田勇作演じる刑事の生い立ちは
なんと浮浪少年!
こういうところに、リアリティを感じる。
まだまだ黒人差別が根強いことを窺わせる描写も、今のアメリカとの違いを
思わずには射られない。
大滝秀治が出てきたりと、細かいところで楽しめる映画。
作品自体は悲惨な終わり方だが・・・ジョージ・ケネディ演じる刑事が少々可哀想。
一昔前の古くささが、逆に好ましく感じたかな。
70〜80年代なんてほんの少し昔、と言う感覚だったが、
こういう映画を見ると、凄く昔のことになったのだと妙に納得。
作品の出来は、岡田茉莉子に難があったか。他はなかなかいい味を出していたが、
最重要人物のキャスティングをミスした気がしてならない。焼け跡から這い上がった
女性の強さを彼女の演技からは感じられなかったのが残念。
リメイク版では70年代に起きた悲劇を軸に、物語が進んでいるようです。
そうだよなあ、70年代の30年前は50年代だけど、04年の30年前は70年代なんだ。
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