スワロウテイル (1996)
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そこはどこ?彼らは誰?
2005/08/09
by
理屈屋
架空の都市円都(イェンタウン)に住む移民、円盗(イェンタウン)。
円都で円(エン)を稼ぎ、国に帰って金持ちになる。円盗はそれのみを夢見ています。
彼らの周りには、彼らを蔑む日本人と、混沌と暴力の中で生きる中国マフィアとがいます。
この架空の世界の架空の住人、円盗とは一体誰なのか?日本人と中国マフィアは何を意味するのか?
この辺りに、この作品の主張を感じます。
円盗とは私達自身なのでしょうか?
私達が円盗なのだとしたら、金持ちになって帰るべき祖国とはどこなのでしょう?
主人公の1人が叫びます(厳密には通訳ですが)。
「イェンタウンはお前らの祖国だろうが!」
日本で生まれ祖国を知らないイェンタウンの子達(サードカルチャーキッズ)が、雄弁に自分達のアイデンティティを語るのが妙に面白く、妙に心もとないです。
岩井俊二監督には、この国とそこに住む人々がああいう風に見えているみたいです。
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