Z氏 (1969)
»レビュー
娯楽的政治スリラー映画の鋭い政治感覚
2008/05/18
by
メイプルタウン
「熊のような男」さんが述べられているように、この映画はエンターテイメントであり、堅苦しい社会派映画ではありません。そんな先入観が映画公開当初もあったようで、がら空きの入りに製作者たちは悲嘆したようです。しかし、カンヌ映画祭、アカデミー賞…を受賞して、エンターテイメントであることが分かってから空前の大ヒットした経緯があります。
私はTUTAYAにてレンタル鑑賞しましたが、あまりの面白さにレンタル期間中、毎日の計7回、繰り返し観てしまいました。予審判事のトランティニャンは最初は頼りない体制派に見えますが、Z氏暗殺を確信してからの芋蔓式尋問のシーンには、ミキス・テオドラキスによる重厚ながらもアップテンポな音楽の効果もあり、拍車喝采、強烈なカタルシスを観客に与えてくれました。
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