第十七捕虜収容所 (1952)
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バランス感覚がある
2007/08/29
by
本物の目
ユダヤ人のビリーワイルダーが描く「ナチス管理下の捕虜収容所」
こうなるとどこまでナチスを卑下して描くかに注目が集まるが、さすが名監督である。私情はとりあえず切り捨てた「コメディー作り」に専念しており、非常に興味深い作品。
やはりビリーワイルダー監督は稀代の名監督の一人といえる所以はここにある。とにかく素晴らしい才能の方である。コメディーセンスは抜群であり、どの作品もセリフが面白い。人種間を、海を越えて理解できるこのセリフの面白さはやはり素晴らしい。
また登場人物に対する文化的配慮もあって、とにかくバランス感覚が秀逸だ。
映画は初心者の方でも気軽に見れて面白いでしょう。
人物のキャラクター作りが非常にコミカルで笑える。よく比較される大脱走よりもサザエさん的視点という点ではキャラ設定は単純にこちらの方が面白い。
ラストシーンもなかなか興味深く、「その後」を考えると誰が一番得をしたかが理解できるはず。非常によくできた映画だろう。
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