ビヨンド・サイレンス (1996) »レビュー

障害者映画

90点 2004/09/06 by アキラ

聾話者同士の夫婦の間に生まれた健常者の少女。
彼女には音楽の才能があった。彼女が奏でる旋律を
理解できない両親との間に深い溝が生まれる。

昔『さよならCP』という傑作ドキュメント映画があった。
健常者を排除したコミュニティを作ろうと活動している
脳性麻痺(CP)の患者の話だ。都市の構造は障害者の肉体を
排除していると、人ごみの中を車椅子から降りて歩いてみせる。
車に轢かれそうになる。彼のスピードを無視して都市は動く。
雑踏の中、彼は叫ぶ「なぜ貴方方は私が歩く事を禁ずるのですか!?」
やがて彼の妻との間に健常者の子供が生まれる。
愛すべき我が子は憎むべき健常者。皮肉ですね。
そんなやり場のない痛みが胸に蘇りました。

理解したいが、肉体的にそれが不可能とはなんというジレンマ。
それさえも乗り越える親子の絆に涙がこぼれました。
『無敵のハンディキャップ』や『アイキ』を超える障害者映画の傑作です。

 

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80
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