わが青春に悔なし (1946)
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戦後数年間の検閲も恐ろしい
2006/02/25
by
myaskovski
昭和19年の「一番美しく」とは正反対に、今度は、日本を侵略と言い切り、その空気と戦った人物を英雄視している。GHQの要求に沿ったものだ。
軍国主義の恐ろしさばかり言うが、文書の検閲など、戦後のGHQの方がはるかに恐ろしかったようだ。なぜなら、戦前の検閲は、伏字を使って都合の悪いところを隠していたが、GHQは出版停止、販売禁止の一辺倒だったから、出版側は、紙が無駄になるのを恐れたのである。
話は違うが、この映画も、後半の主人の実家での農村生活の村人から疎んじられる場面は、左翼がかった組合の抗議により、余儀なくさせられたとのことである。スパイの家族として周囲ににらみつけられる場面は恐ろしく、実際にあったのかもしれないが、黒澤が描きたかったものとは違っていたそうである。実際描きたかった場面をぜひ見たいものであるが、もうそれは叶わない・・・
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