<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<rdf:RDF
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
  xml:lang="ja">
	<channel rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/title/4382/">
		<title>『ブルーベルベット』新着情報</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/title/4382/</link>
		<description>『ブルーベルベット』に関するニュース・懸賞情報・クチコミ情報を「映画生活」よりお届けします</description>
		<dc:date>2008-10-14T13:34:46+09:00</dc:date>
		<items>
		<rdf:Seq>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/go/?tbn=52508&amp;amp;l=http://plaza.rakuten.co.jp/cecile/diary/200410260000/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/384075/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/372872/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/313993/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/295847/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/258493/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/248273/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244822/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244847/"/>
		<rdf:li rdf:resource="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244613/"/>
		</rdf:Seq>
		</items>
	</channel>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/go/?tbn=52508&amp;amp;l=http://plaza.rakuten.co.jp/cecile/diary/200410260000/">
		<title>[トラックバック]■ブルーベルベット■(欲望という名の電車に乗って)</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/go/?tbn=52508&amp;amp;l=http://plaza.rakuten.co.jp/cecile/diary/200410260000/</link>
		<description>
		監督：デヴィッド･リンチ監督出演：カイル・マクラクラン、ローラ・ダーン、デニス・ホッパー制作：1986年　アメリカ原題：BLUEVELVET冒頭の映像と流れる『ブルーベルベット』････。思わず引き込まれてしまいます。続く映像の美しさと、台詞を殆ど挟まず進行するイン...
		</description>
		<dc:subject>トラックバック</dc:subject>
		<dc:date>2008-09-07</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/384075/">
		<title>[レビュー]不思議な魅力 ★★★★</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/384075/</link>
		<description>
		この作品はそれほど難解なストーリーではないですが、リンチさんの作り出す不思議な雰囲気を持ち合わせた作品でした。
この作品に限らず、リンチさんの作品には不安感などといった人間のネガティブな感情を煽るような作品が多い気がします。しかし、だからといって必ずしも観た人が作品に不快に思ったり、嫌悪感を覚えるというような感じではありません。もちろん苦手な人もいるでしょうし、不快、嫌悪というような感情を持つ人もいると思います。
彼の作品の場合、頭で考えて面白いとか面白くないとかより、感覚的に好きか嫌いかってゆう話のほうがわかりやすいんだと思います。頭で考えても、人によって解釈の異なることも多いようですしね。
ダークで異様で不思議な雰囲気をかもしだしているこの作品ですが、僕は好きです。
いかがわしくて不思議な作品なんですが、どこか引き込まれるような感覚がありました。リンチさんの作り出す世界には、人の感覚を刺激するような、言葉にするのが難しい何か不思議な魅力を持っているのだと思います。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2008-07-09</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/372872/">
		<title>[レビュー]文句のつけようがない ★★★★★</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/372872/</link>
		<description>
		正直、文句のつけようがない完璧な作品であると映画を見終わり、自分なりに分析した結果思いました。まさにこれぞ本来の映画のあるべき姿、大げさに言えばすべての作品のあるべき姿だと思います。まさにアートです。エッセィのように、大雑把にいうとイントロダクション、物語の展開、そしてコンクルージョンといった構成がはっきりわかる作品。ネタバレを避けるためにあまり多くはストーリーについて語りませんが、はじめの芝生の中にズームインし見えた、暗黒の世界、最後にはその暗黒の世界からズームアウトし物語のおわりを知らせるという手法。また多彩な色の対比。その対比をうまく引き出すサウンドトラック。またそれぞれのキャッストのストロングポイントを際立たせる物語運び。すべてが完璧だと思いました。これよりいい映画があるなら見てみたいものです。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2008-06-08</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/313993/">
		<title>[レビュー]？？？ ★★への返信: ワースト入り</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/313993/</link>
		<description>
		全然面白くなかった、言葉も汚い。
ワースト５入り、ケバイ女も化粧した
男も嫌い、何でこんな映画作ったのか
意図が判らない、デニス・ホッパーも
作品選んで出て欲しい(*_*)

時間損した、変な映画。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2007-12-30</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/295847/">
		<title>[レビュー]マミー！マミー！ ★★★☆</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/295847/</link>
		<description>
		登場人物がとっても個性的な人たちばかりなので、奇妙で謎めいた感じの話に思えてきちゃいます。余計なものを取り払っちゃうと結構平凡なお話なんですけどね。いや〜、スゴイですねぇ。

普通は「このストーカーの変態男」と罵りかねないところを、「謎が好きなのね」の一言で納得してしまう彼女。ほえ〜!!

素敵キレキャラおじさんの中でもウォーケンさん、デフォーさんと並んで三本の指に入る（私調べ）ホッパーさん。好きです。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2007-10-12</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/258493/">
		<title>[レビュー]主題歌大好き ★★★★☆</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/258493/</link>
		<description>
		冒頭の消防車が走るシーンと赤いバラからなんとも素晴らしくきれいな画面で驚き、同時にブルーベルベットの主題歌がぴったりで感動。老人が倒れるのは「スレイトストーリー」と同じで出だしだ。女の部屋の色といい、写し方といい、この監督の造る画面はつねにスリルがあるような気がする。耳を拾い警察に届ける場面は「ツインピークス」を思い出す。狂気の男とその男に翻弄される女、胸を触ってと言いながらのけぞる女の顔と体をとらえるシーンはとても官能的。無理やり車に乗せられてどこに行くかわからない状態は感情移入してしまいとても不安になった。イザベル・ロッサーニはイングリッド･バーグマンの娘と知ってびっくり。そういえば面影がある。全裸シーンもあり相当ハードな役を熱演している。カイル･マクラクレンって裸にされる男の役でひ弱な美青年でこういう役にぴったし。デニス･ホッパーの狂気の男もおそろしくはまり役。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2007-03-31</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/248273/">
		<title>[レビュー]現実と虚構の境界を曖昧にされます ★★★☆</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/248273/</link>
		<description>
		ストーリー的には、大したことのないサスペンスもの、といったところでしょうか。
父親の事故（？）で、都会の大学から家に戻った青年が、切り取られた人間の耳を偶然に見つけてしまったことから、不思議な魅力を持つ女性と危険な関係になってしまい、ギャングのボスと対決する、みたいな、ま、言ってみればありがちなサスペンスです。

しかし、これを製作した人がこの作品に込めた狙いとは、今書いたストーリーとは全く別の所に在るようでございます。

例えば、水を撒いている庭の芝生の下であるとか、リンカーン通りより向こう側であるとかに、今自分が認識している世界とは地続きではあるけれども、全く異質な世界が存在していて、しかもその世界の方こそが、自分が世界と認識している世界を支配し動かしていて、しかも自分ではその事実を認識できていないのではないか？という疑問を観客に感じさせる、というのが真の狙いのようのであります。

その為、芝生の上であるとか、リンカーン通りよりコッチ側の世界は、非常に美しく好もしく健全でありながら、青空に白い柵や緑の芝生などの色合いが、原色でかなりケバケバしく、非常に嘘臭いのであります。
それにひきかえ、アッチの世界は、異様な雰囲気と不可思議な迫力とを以って、拒み難い真実として迫って来る訳でございます。
この結果、我々が通常真実と認識している世界の真実性が危うくなり、逆にスクリーン中の虚構が、拒み難い真実であると強く主張してスクリーンからはみ出して来て、我々観客の座っているところまで、その異様な世界を広げてしまうようでございます。

私、一観客として、自分が現実として認識しておる世界が、どの程度リアルな世界であるのか、非常に不安を感じたりしてしまうのでありました。

思えば、つい先ごろ鑑賞させて頂きました「カミュなんて知らない」のラスト１５分くらいにも、全く同じ感じがしたものでございます。
また、コミックとかファンタジーという枠組を保った上で、であるので、観客たる私の不安を煽るには至らないものの、Ｍ．ナイト・シャマラン監督の作品群などでも、同様な、現実と作品世界（虚構）との間の、明確な境界線が失われるという事態を何度か経験させられておりまする。

これらの監督さんは、皆、面白い監督さんだと思いますが、特に本作品のデビッド・リンチ監督は、ファンタジーなどでなく、人間の深層のリアルで、しかも作品全体においてそれをやってしまっているため、かなりの不安感を引き起こされるという現象が起きるかもしれません。

面白いと思う人には、非常に面白いかもしれませんが、ちょっとオーバーにいうと、若干危険を感じる作品でございました。
		</description>
		<dc:subject>レビュー</dc:subject>
		<dc:date>2007-02-07</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244822/">
		<title>[質問議論]ジェフりーへの返信: ドロシーとフランク</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244822/</link>
		<description>
		パート３：ドロシーとフランク

ドロシーとフランクは、一般的にみれば、異常性愛者です。
とくに、フランクは、その上に凶暴性やら破滅的性格やら幼児性やら……暗黒面が山のように積みかさなって、手がつけられない……
完全な犯罪者でもあります。

しかし……どうもそれだけではおさまらない＜なにものか＞を感じる……
この点は、とくにドロシーとの関係において、見る私たちに明らかにされる……という構図になっているように思います。

先に、ドロシーとフランクは、＜対のシテ＞であると書きました。
では、 シテであるドロシーとフランクに＜懸かってくる＞存在は、いったいなんでしょうか？

ドロシーに懸かってくるもの……
私の感じるところではありますが……
それは……マグダラのマリアとよばれる存在……。
聖書にでてくる、群衆に石を投げつけられそうになったところを、イエスに救われる、あの女性ですね……
そして……
ドロシーが、マグダラのマリアを受けるとするなら……
フランクの受けるものは……
それは、やっぱり、イエス・キリスト……救済者、になるのでしょう。

これは、オソロシイこと……？。
キリスト教の方にはお叱りを受けるかもしれませんが……
いや、キリスト教の方でなくても、「むちゃくちゃやー」といわれるかもしれませんが……
でも、私には、そのように感じられるのです。
ドロシーに懸かるのはマグダラのマリア……そして、フランクに懸かるのはイエスだ……と。
この対で、なぜか、すごく納得できるのです。

なぜ、そう感じるのだろう……と、自問自答してみました。

私は……人の心の中には、深いふかい井戸が……うがたれているように思います。
自分の心の中を覗いてみても、そうなのですが……底の見えない深い井戸……
日々、人は、この井戸にはまらないように用心して生きているが……
なにかの拍子にはまってしまうと……フランクのようになってしまう……
あるいは、ドロシーのような……

ドロシーは、フランクに、息子を人質としてとられているから、いわば被害者なのだけれど……
でも、やっぱりフランクは、ドロシーにとっても、なぜか大事なパートナーなんですね……

自分という井戸にはまりこんでしまった人は、助けを求めてもがきまわる……
自分というものを露骨に出せば出すほど、それは他者というものを切実に求める思いとなり……その思いが、またより極端に自分というものを表出していく……という悪循環……。
人は、このようにして、自分という底なしの井戸に、深くふかく落ちていくのだ……と思いました。

以前、テレビのニュースで、若い女性を拉致監禁した男性のことをやっていました。
あの頃は、こういう事件が立て続いたので、だれがだれか、わかりませんが……
その男は、監禁した女性に、「おれのことを、好きになれ」と命令したとか……

オレノコトヲスキニナレ……
これは、すごい言葉です……
私は、ちょっと衝撃を受けました。

これって……言葉としてはめちゃくちゃだけど……
でも、この中には、＜真実＞があります。
うそはみじんもない。
彼は、自分の、ぎりぎりの言葉として、この一言を発している。
どんな詩の言葉よりも直截に……心に、響きました。

この映画のフランクは、これほど単純ではなくて、もう少し立体的に造形されているが……基本には、共通したものを感じます。
キャバレーで、ドロシーの歌う「ブルーベルベット」を聴きながら、涙を流すフランク……
そこには、自分という井戸の中に、正直に、ひたむきに降りていく一人の人の子の姿……を、やはり感じます……

イエスが……もし、人の罪をあがなう存在であるとするならば……
現代に生きるイエスは、もしかしたら、こういう姿をとるのかもしれない……

ドストエフスキーの「カラマゾフの兄弟」の、有名な「大審問官のシーン」……
ここでは、15世紀に現れたイエスが……邪魔者として、大審問官にたしなめられてしまいます。
もはや、おまえの出番はない。おまえの出現は、かえって混乱を増すだけだ……とね。

大審問官は、再臨したイエスを、＜人類に、「自由」という重荷を背負わせたおせっかい＞として、人間の世界から追放する。
「われわれは、おまえなしでうまくやっていく道をようやく見つけたのに、またいまさら現われて邪魔をするのか！」とね……
この、大審問官の唇に、イエスはそっと口づけをして、静かに去っていきます……

私たちは……日々、私たちの前に現れているイエスを……
もしかしたら、それとは気づかずに退け……
あるいは弾劾し……甚だしくは、人の社会から外へと、追いやってしまっているんじゃないでしょうか……

テレビや新聞で、日々報道されるいろいろな犯罪……
凶悪なものも、あほらしいものも……
私たちは、そんなものには関係ないよ！と……
そして、罪を犯した人を指さし、言葉をあびせ……やがて無意識の闇に処理して、忘れていく……
自分は、そんなもんには関係ないさ……という……
その、私たちの＜平和な＞意識……

仕事にいき……帰り……食べて、テレビを見て……寝る……
＜自分という井戸＞にだけは、絶対に落ちこまないように注意しつつね……
自由意志の幻想を抱きつつ……しかも、＜本当の自由意志＞の焼く業火の世界……自分という井戸の、無限の深みにだけは絶対に落ちないように気を配りながら……

しかし……
「罪なきもののみ、石を投げよ！」
というイエスの言葉は……私たちの心のどこかに響き続けます。
大審問官があえて冒した、虚妄をもって真を覆うという罪は……
私たちの意識と無意識の境界で、つねに私たちに償いを要求し続けているような気がします。
あなたがたは、真の姿の救済者をうとんじ、闇においやっているのではないか……と。

結局、フランクは、＜天使の息のかかった主人公＞に撃ち殺されてしまいますが……
ジェフリーが放った弾丸は、そのまま、私たちの心をめがけて飛んでくる……
だれが、だれを処刑したのか……
人は、なにを裁き……なにに裁かれるのか……
そして……最終的に、この世界を救うものは、なんなのでしょうか……

リンチさんの創りだした、ダーティーでエロチックで……にもかかわらず、なにか生命のやわらかな感触を感じさせる世界……
ブルーベルベット……
うーん、なるほど……
象徴的な、いい響きですね……

（とりあえず、おしまい）
		</description>
		<dc:subject>質問議論</dc:subject>
		<dc:date>2007-01-22</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244847/">
		<title>[質問議論]ジェフりーへの返信: 管理人さんへ</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244847/</link>
		<description>
		ジェフリーの項に、ネタばれ印を忘れた……と書きましたが……
管理人さんが、付けてくださったようですね。
どうもありがとうございました……

ついで……といってはなんですが……
ドロシーとフランクの項にも、ネタばれ印をつけ忘れました（しっかりネタばれ！）
付けていただけるとありがたいです。
たびたびお手数おかけしてすみません……よろしく。
		</description>
		<dc:subject>質問議論</dc:subject>
		<dc:date>2007-01-22</dc:date>
	</item>
	<item rdf:about="http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244613/">
		<title>[質問議論]ジェフりーへの返信: サンディ</title>
		<link>http://www.eigaseikatu.com/imp/4382/244613/</link>
		<description>
		サンディのお話に入る前に、前回のジェフりーの項の補足を……

補足１：ジェフりーの項に、＜ネタばれ＞印を付けるのを忘れました。クライマックスシーンまで出ちゃってるんで、もろネタばれです……（後でいってどうする）。作品別なので、ネタばれ前提で読んでいただいてるとは思いますが……＜ネタばれない＞と思って読んでしまった方、ごめんなさい。

補足２：＜ワキの視線＞を導入した映画として、私の知る範囲では、ヴィスコンティさんの「ベニスに死す」をあげておきます。この作品は、「ブルーベルベット」よりもはるかに＜能的＞で、謡曲化すれば、すぐに能舞台で演じられるくらい……。タジオのオモテは……とか考えたり……いっそ、ヒタメンで、美少年能役者（いますか？）に演じてもらえば……とか（雑談でした）

補足３：「トリックスターの萌芽」と書きましたが、具体的には、照明ランプをマイクがわりにして「インドリームス」を熱唱していた（実は歌もカラオケ？）ベンのことです。リンチさんのインタビューによりますと、この曲は、この映画の本質に、なにか関係があるらしい……


パート２：サンディ

ジェフりーが＜変＞と書きましたが、彼のパートナーのサンディという女の子は、もっと変。
なぜなら……彼女は、人間じゃなくて、実は天使……だからです。

登場の仕方……夜の、すずやかな風とともに、木々の間からフェードインで……
そして、愛の象徴、コマドリについて、宗教的？情熱をもって語る……
「この世界から、悲惨なものが消え去ったら、コマドリがたくさん降りてきて、愛にあふれた世界になる……」という感じでしたっけ？

で、最後に、そのコマドリが、実際に現れるんですね……
でも、そのコマドリは……クチバシに、しっかり虫をくわえている……
虫は……ピクピクと断末魔のあがきを……

冒頭、現われたのも、やっぱり虫の群だった……。
そして、草むらの人の耳にむらがるアリ……

この連関を、「愛の象徴のコマドリが、人間の業の象徴の虫を食べた。愛の勝利である！」なんて受け取ると、リンチさんに「そういう解釈もあるよね……」と、しっかりバカにされそうです。

私は、見たときの率直な印象として、オソロシイ……と思いました。

鳥は、虫を食べる。
それは、どのように解釈しようと……弱肉強食の食物連鎖です。
人が、コマドリを＜愛の象徴＞と解釈しようがしまいが……コマドリは、単純に＜エサ＞として、虫を食べる……

９・１１テロのとき、「罪もない人たちを……」という表現が、良く使われました。
この表現は、テレビなどで、子供たちが殺されたときなんかにも、頻繁に用いられる……
しかし、実際に＜罪もない＞存在なんてのが、この世にあるんでしょうか？

９・１１テロで殺された人たちだって、それまでまったく＜悪いこと＞を一度もしたことがありません！という、聖者のような人は、いなかったでしょう。
だいたい、そういう人が毎日食べる食物……その食べられる側にとっては、食べるその人たちは、＜罪がない＞どころじゃなくて、極悪非道の大罪人です。
子供たちだって、そういう点は、同じでしょう。
まさに、「罪なきもののみ石を投げよ！」ですね……

あるいは…… ９・１１テロでは、殺された＜人＞のみ言及されるが……あのビルの中に（おそらくいたであろう）ネズミやゴキブリも、一緒に殺されちゃっているわけです。
でも、彼らの死に言及する人は、だれもいません。
人間って、まことに勝手ないきもの……

そして……おそらく、＜天使＞というのは、この人間の＜勝手さ＞を、さらにさらに純粋化したいきものなんでしょう……
サンディは、そういう＜いきもの＞としてこの作品に登場し、ジェフりーと、＜愛の対＞をなす……
そして、もう一方の＜愛の対＞は、いうまでもなくドロシーとフランクです。

ここに現れる、２つの＜愛の対＞は、まことに対照的……
一方は、＜天上の輝き＞に満たされた＜愛の対＞であるが……
他方は、＜地獄の業火＞に焼かれる＜愛の対＞です。

しかし、本当にそうなんだろうか……
ここで、私は、ルネサンス・バロック期に、絵画の主題として良くとりあげられた＜聖愛と俗愛＞のことを思い出します。
田園風景の中に、同じサイズで描かれた二人の若い女性……
一人は、きちんと着物を着た貴婦人風の女性……
もう一人は、なにも身につけない裸の女性……

これは、いろんな画家によってさかんに描かれた絵画の一種のタイプで、＜聖愛と俗愛＞というテーマであると……
すなわち、一方の女性が＜聖なる愛＞を表し、もう一方の女性が＜俗なる愛＞を表す……
ただし……どちらがどちらを表すか……という点については、論争があったそうです。

私たちの、＜道徳的＞観念からいけば、当然きちんと着物を着た方が＜聖愛＞で、裸の方はみだらな＜俗愛＞となる。
しかし……やっぱり、＜芸術＞というものをばかにしてはいけないのは……
本質的には、実は真逆……ということです。
余分な着物を着けて、裸身を覆い隠す……それが俗愛。
すべてを、素のままにさらす……それが聖愛。
私も、真実はここにあると思います。

では、「ブルーベルベット」に登場する、２組の愛の姿はどうなんだろうか……
これは、もう少し複雑ですが……少なくとも、リンチさんが、この２組を＜対照的＞に描いていたのは間違いのないところだと思います。
であるからこそ……サンディには、あのような、極端な＜天使性＞が要求されたんでしょう。
インタビューによると、サンディの登場シーンには、リンチさんからこと細かな指示が出た……といいますが、なるほど……と思います。

ということで……
やっぱり、私は、リンチさんが本当に描きたかったのは、ドロシーとフランクという＜愛の対＞で……
サンディは、その＜愛の対＞に、天上的な光を当てる、いわば＜照明係＞として登場したんじゃないか……と思います。
トリックスターの胎児のベンは、なぜか照明ランプを握って自分の顔を照らしまくりながら歌いますしね……

それにしても、ラストのコマドリ……
コマドリにくわえられてもがく虫……
この映画の本質を、見事に象徴するエンディング……でした……。

＊コマドリ……ということで、すぐに思い出すのは、マザーグースの「だれが殺した？クック・ロビン」の歌……
この歌は、今では、パタリロの「クックロビン音頭」として良く知られているみたいですけど……その元は、萩尾望都さんの名作『ポーの一族』です。
それで、萩尾さんは、むろん直接マザーグースから引用しています。
マザーグースの本歌を見ると、コマドリが＜愛の象徴＞という直接的な示唆はないように思います。
（間接的には、そうなるのかもしれませんが……）
西洋美術で、なにか、コマドリが＜愛の象徴＞というイコノロジー的原典でもあるんでしょうか？……

ということで、次回には、ドロシーとフランクについて、書かせていただきたいと思っています。
		</description>
		<dc:subject>質問議論</dc:subject>
		<dc:date>2007-01-21</dc:date>
	</item>
</rdf:RDF>
