17歳のカルテ (1999)
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思春期の少女たちが抱える孤独、絶望、狂気を見つめた青春映画
原作はスザンナ・ケイセンが60年代後半に精神病院で過ごした2年間の体験を綴った「思春期病棟の少女たち」。自分自身も19歳の時に神経症で精神病院に1週間入院したことがあるというウィノナ・ライダーは、原作を読むとの本の世界にたちまち引き付けられ、スザンナ・ケイセンを演じたいと思い立った。得体の知れぬ不安感に教われ、発作的に大量のアスピリンとウォッカを飲んだスザンナは、両親によって医療施設に入れられてしまう。そこで彼女は同年代の精神病患者たちと出会う。思春期の少女たちはたいてい精神の均衡を危ういところで保っている。そのボーダーラインをほんの少し超えてしまったばかりに病人扱いされてしまう苦しさが痛いほどに伝わってくる
今年で29歳のウィノナ・ライダーが硝子のように繊細な魂を持つ17歳のヒロインを熱演。オスカー受賞のアンジェリーナ・ジョリーをはじめ若手女優たちが、様々な精神障害を抱える患者たちをそれぞれの個性を活かして演じている。これで、もう少し患者たちの心の闇まで描ききることができれば、もっとひとりひとりに感情移入することができたのに、自分の症状に真正面から立ち向かうことができればある程度の神経症は克服できる。自分の病状に甘えて直そうという気力を持たなければ、いつまでたっても病から抜け出すことはできない。現代社会で様々なストレスを抱える若者たちは、引きこもりになったり、キレたりする前にこの映画を見ることをオススメしたい。
この年頃、誰だっていらついたり情緒不安定になるのは当り前。それをいかに克服するかが大切なのだということを学びとってほしいのである。
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