パール・ハーバー (2001)
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真珠湾攻撃のハワイを舞台に若手米軍パイロット2人の友情、そして1人の女性を巡る恋の苦悩を描いた戦争スペクタクル・ロマン!
アメリカ陸軍航空隊の若きパイロット、レイフ(ベン・アフレック)とダニー(ジョシュ・ハートネット)は幼い頃からの大親友。レイフには看護婦イヴリン(ケイト・ベッキンセール)という美しい恋人が居たが、レイフは自ら志願して激戦地へと旅立ってしまい、イヴリンはダニ−と共にハワイへと転属になる。レイフの帰りを待つイヴリンにとって、ダニーは唯一の心の支えとなるが、やがて運命の日、1941年12月7日がやってくるのだった…。
総製作費200億円!『アルマゲドン』のベン・アフレック、『ヴァージン・スーサイズ』のジョシュ・ハートネット出演。製作ジェリー・ブラッカイマー、監督マイケル・ベイという『アルマゲドン』のスタッフが集結し、最新のSFXを駆使して、真珠湾攻撃をリアルな映像でダイナミックに描いた超話題作『パール・ハーバー』。約3時間という大スケールで戦争映画のテーマはズバリ“戦争で引き裂かれた世紀の愛”!運命の日、真珠湾攻撃までの1時間は、2人の青年の友情と、恋人同士のロマンチックな関係をじっくりと描き、映画に深みを与えている。その一方で、日本軍の真珠湾奇襲での、艦船や地上施設への爆撃シーンは実にリアルで目を見張るものがある。ILMが作り出したこの真珠湾攻撃シーンは45分にもわたり、あの『プライベート・ライアン』の冒頭の戦闘シーンに対抗したのでは?と言われるほどの激しい内容。敵味方という概念をなくせば見応えのあるシーンになっている。
しかし、日本軍の描き方は、今どき時代遅れと言いたくなるくらい「ヘンな日本」になってしまってるのが気になるところ。作戦会議をする場面の後方には「仁義」とか「男魂」みたいなヘンテコなのぼりが飾られているし、日本兵を演じるのはほとんどが日系人らしく日本語が棒読み!一番、見るに耐えないのは「アメリカは決して日本の卑劣な攻撃に屈しない!」という匂いがムンムン漂うセリフの数々。今まで、多くのヘンな日本、卑劣な日本軍を映画の中で見てきたが、今回はちょっと度が過ぎた点は否めない。それはきっとこの作品では中途半端に日本軍を描き、むやみに喋らせてしまったからだろう。テーマがテーマだけに、日本人がナーバスになるのはわかりきっていることなのでもう少しきちんとしたリサーチが必要だったのでは? 色々と論争を巻き起こす内容だが製作サイドの意向としては「実話とフィクションをミックスさせ、若者達が共感するような話にしたかった」とのことで、それをどうとるかは見る者の判断に委ねられる。特に戦争を体験したことのない日本の若者たちがどのような感想を抱くのか?興味深いところだ。
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