クイルズ (2000)
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J・ラッシュ、本年度アカデミー賞主演男優賞、脚本賞ノミネート。“サディズム”という言葉を生み出した、危険な性の文学者マルキ・ド・サドの半生を綴る!
1789年、フランスはシャラントンの精神病院。性のタブーに限界まで挑戦し、欲望と快楽をテーマにした小説を書いた罪で刑務所行きは逃れたサド(ジェフリー・ラッシュ)はド・クルミエ神父(ホアキン・フェニックス)の敬意から執筆を許され、その原稿は小間使いマドレーヌ(ケイト・ウィンスレット)によって、秘かに世間に出版されていた。それを知った皇帝はサドを「調整する」目的で、荒治療で名高いコラール博士(マイケル・ケイン)を病院に送り込むのだが…。
人生の1/3を幽閉されていながら、書くことが出来ないと廃人のようになってしまうほど、執筆を愛していたマルキ・ド・サドの半生を綴った衝撃作。クイルズとは羽ペンのこと。サドの名は、危険な性の快楽を描く文芸家として知られているが、その人間性については謎めいたまま。何度も性がらみでの罪を犯し、人々を狂わす力を持った小説を書く人物として精神病院に収容されたサド。映画では、サドの幽閉生活時代にスポットを当て、サドや彼の小説に魅了された人物など、彼を取り巻く人々の人間模様を描いていく。
マルキ・ド・サドの物語というとスキャンダラスでセクシーなイメージが強いが、映画には品があり、人間の欲望という内面にスポットを当てた歴史映画になっている。その理由としては、『シャイン』のオスカー俳優のジェフリー・ラッシュと『サイダーハウス・ルール』で2度目のオスカーを受賞しているマイケル・ケインがサドとコラール博士に扮し、対決しているという素晴らしい顔合せもあるし、『グラディエーター』で本年度のオスカーにもノミネートされたホアキン・フェニックスと、同じく「タイタニック」でノミネートされたケイト・ウィンスレットという豪華な顔ぶれだからだろう。追いつめられた人々の狂気の姿はリアルで、この上なく悲しいもの。サドという人物の影響力に圧倒される衝撃のドラマ。R−15作品
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