シリアナ (2005)
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石油をめぐる陰謀を告発するノンフィクション衝撃作
CIA諜報員ボブは、息子の進学を機に、キャリアに終止符を打とうと決心する…。一方、一流法律事務所の弁護士ベネットは、アメリカの巨大石油会社の合併調査を依頼される。又、ジュネーブ在住の石油アナリスト・ブライアンは、ある事件をきっかけに石油王の王子ナシールの相談役となる。そしてパキスタン人のワシームは、母国を離れ中東の油田で働いているが、過酷な労働と人間以下の生活に希望を失いかける…。
S・ソダーバーグ監督作『トラフィック』のチームが再結集して放つ衝撃の社会派サスペンス。監督・脚本を務めるのは、同作でアカデミー賞脚色賞を得たスティーブン・ギャガン。アンサンブルドラマの手法で地球規模の麻薬禍を浮かび上がらせたスタイルはそのままに、今作では文明社会の至宝である“石油”をめぐっての駆け引きや陰謀を俯瞰的に見つめてゆく。「石油とは世界が依存するコカインのようだ」とギャガンが語る通り、登場人物は石油会社重役、CIA工作員、経済アナリスト、弁護士、中東の王族、出稼ぎ労働者と多岐に渡り、彼らの人生が相互に絡み合いつつショッキングな結末を導いてゆく様は、ドラマチックであると同時にズッシリと重い。風変わりなタイトルは、CIA近辺で用いられている中東再建プロジェクトを指す専門用語。
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