贅沢な骨 (2001)
»ストーリー
- Gagaより
- 配給より
- ユーザーより
- ネタばれ
USENより
2人の女と1人の男の微妙で危うい関係の行き着く先は…?
ホテトル嬢のミヤコ(麻生久美子)と小さい頃に受けたトラウマのせいで、外で仕事することが出来ないサキコ(つぐみ)は2人暮らし。ある日、ミヤコは自分の客だった男・新谷(永瀬正敏)を部屋に連れてくる。そして自然に、ミヤコとサキコ、そして新谷の3人での生活が始まるのだったが…。
昨年『ひまわり』で監督デビューを果たした行定勲監督が、まったくタイプの違うヒロイン2人と1人の男との関係を、透明感のあるストーリーと映像で見事に描き上げた本作。3人の誰もが表には出さないけれど、心に何かしら傷らしきものを持っている雰囲気を行動の一つ一つで漂わせ、それぞれが言い知れぬ孤独感に捕われていることから寄り添って生きていることを現わしている。劇中、3匹の金魚を手にいれたサキコが、たまたま家に有ったジューサーを水槽代わりにするシーンがあるが、この金魚とはミヤコとサキコ、新谷のことを意味し、狭いジューサー(世界)の中でクルクルと泳いでいることを象徴している。
また、今まで仲が良かったミヤコとサキコが、新谷とゆう男性の存在により、突如、関係が揺らぎ始め、ミヤコは新谷を独占したいが為にサキコの前でわざと2人の関係を見せつけたりする。そんな些細な感情の揺れを細かく表現した行定監督の洞察力にはおそれいる。さらにミヤコを演じる麻生久美子の尖った薄いガラスのような美しさと、サキコ役のつぐみの無垢で壊れやすい存在感はスクリーンの中で、互いに違う輝きを放っている。感情を表に出さない新谷というキャラクターを演じた永瀬正敏もここ最近の映画の役の中ではとても魅力的。詩的な映像で綴られるラブ・ストーリーはどこか懐かしくてはかなげな魅力を持っている不思議な映画だ。
ユーザーより
ストーリーを投稿する(要ログイン)

![DVD「贅沢な骨 [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/514NMXF2C7L._SL75_.jpg)




