ルパン三世 カリオストロの城 (1979)
»ストーリー
USENより
宮崎駿監督長編第1作にしてアニメ史上に燦然と輝く金字塔
某国営カジノから盗み出した札が偽札であることを知ったルパンと次元は、偽札のの出所とされる小国・カリオストロ公国に潜入する。そこで男達に追われる花嫁姿の少女・クラリスと遭遇したルパン達は偶然彼女を助けるが、その後クラリスは再び連れ去られてしまう。だが、少女はルパンの元に不思議な紋章が入った指輪を残していった…。
ルパンをはじめとするお馴染みの面々、日本のアニメ史上”最も可憐なヒロイン”と言われる少女・クラリスなど、魅力的なキャラクターも大きな見どころ。美しい衣装や自然描写、畳み掛けるアクションや気の利いたセリフ、ほどよいユーモアなど、後の宮崎作品のエッセンスが凝縮された、アニメ・ファンならずとも必見の作品。
ユーザーより
生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!
「指輪を取り戻してここに来い。
わが妻になればルパンの命は助けよう。」
負傷したルパンを庇うクラリスに伯爵は言った。その横では執事のジョドーが機銃で二人を狙っている。「おじ様、指輪を・・・。」「駄目だ、クラリス・・・いけねえ」
クラリスはルパンの上着の襟裏を手で探り指輪を抜き取った。スッと立ち上がると右手を横に伸ばした。「指輪です。この方と不二子さんを助けなければ、このまま湖に投げ捨てます・・・。」
「ナンバー不揃いで50億はあるぜ!」
某国の国営カジノから多額の現金を盗みだしたルパンと次元はご機嫌だった。フィアット500の狭い車内は札束の山でうまっている状態。笑いの止まらない二人だったが、急にルパンのテンションが下がった。「捨てちまおう・・・。」「ああ?」
よく見ると二人の盗み出した現金は全て精巧に造られた贋札なのだ。それはゴート札と呼ばれるその筋では有名な代物である。中世ヨーロッパの動乱の影に必ず蠢いていた謎の贋金。歴史の裏舞台ブラックホールの主役。その震源地をたどろうとした者は一人として帰ってこなかったといわれている。
ルパンは不適な笑みを浮かべた。「次元、つぎの仕事が決まったぜ!」
「きかねえ名だなぁ、カリオストロ公国たぁ」
人口3500、世界最小の国連加盟国である。この知る人ぞ知るヨーロッパの小国は今、国を挙げての一大イベントを控えていた。公女クラリス・ド・カリオストロと摂政ラサール・ド・カリオストロ伯爵の婚礼である。7年前の火災で大公夫妻が逝去して以来、クラリスは修道院へ預けられこの国の実権は伯爵が握っていたのだ。大公家と伯爵家、長らく二つに分かれていたカリオストロ家がひとつになる歴史的瞬間である。だが実際のところは大公の位を望む伯爵がまだ16〜7歳の公女に婚姻を強いているのが実情だった。
「どっちにつく?」「女ぁ!」「だろうな」
カリオストロ公国へ潜入したルパンと次元は、花嫁姿で車をとばす少女を見かけた。
クラリスが婚礼衣装の仮縫い中に隙を見て逃走を図ったのだ。その後を追っ手の車が迫っていた。ルパンはサンルーフからフィアット500の運転席に飛び込むとダッシュボード下のノブをグッと引いた。後部のエンジンカバーが跳ね上がりスーパーチャージャーの付いたエンジンが始動する。二人は猛スピードで追跡を始めた。追っ手の車がクラリスの車に並んで車体を押し付ける。反対側のガードレールに接触して火花が散った。次元がサンルーフから乗り出して拳銃を構える。突然、追っ手の車が下がって道の中央が開いた。そこへ対向車のバスが現れフィアットの正面に迫った・・・!
更新: 名画座の怪人 (2008-08-19 03:56)


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