水の花 (2005) »ストーリー

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出会うはずじゃなかった、父の違う妹。自分を捨てた母と暮らす幼い妹の姿に、殺意が芽生えた…

中学に通う美奈子は父とのふたり暮らし。母は、彼女が幼い頃にほかの男性との間に子供を作り、家を出ていった。母のいなくなった家で、しかし日々は止まることなく過ぎていき、心の内には不満を抱えつつも、現在では、美奈子の生活にも落ち着きが見えてきていた。そんなある日、母が離婚して街に帰ってきたと知る。そして、仲良く歩く母と、幼い優の姿を目撃する美奈子。母はわたしを捨て、あの子を選んだ…。美奈子は、ひとりで遊ぶ優に話しかけていた。

近年、『運命じゃない人』『バーバー吉野』の大ヒットにより、一層注目を集めているPFFスカラシップ。『水の花』は第15回となるPFFスカラシップ作品。監督を務めたのは、弱冠24歳の木下雄介。『運命じゃない人』『バーバー吉野』の軽妙なタッチとはガラリと雰囲気の違う作品で、思春期の少女が前に進むための、運命と自身への対峙の時を、真摯な瞳で見つめている。木下監督は、セリフを極力排したことで、喪失の痛みと再生の強さがよりダイレクトに伝えた。また主演の寺島咲と、妹役の小野ひまわりの相性も良く、間に生まれる微妙な温度変化が大切に掬い取られている。2005年、ベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト・コンペティション部門正式出品作。


 

 


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