魂萌え! (2006)
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USENより
誰のものでもない私を生きる
定年退職から僅か3年、夫・隆之は心臓発作であっけなく逝ってしまった。葬儀の後、隆之の携帯にかかってきた電話がきっかけで、敏子は夫に10年来の愛人がいたことを知り愕然とする。さらには、突然同居を宣言する長男の身勝手さにも嫌気がさし家を飛び出すが、行く宛てはない。生まれて初めてカプセルホテルに泊まり、そこで宮里という老女に出会う。宮里は悲惨な身の上話を聞かせ、お代として1万円を要求するのだった。
風吹ジュンが生身の中年女を入浴シーンもベッドシーンもこなし熱演する。愛人役の三田佳子との緊迫の対決は男性をたじろがせるに違いない。家族のために尽してきた専業主婦の敏子は、夫の裏切りや身勝手な子どもたちに憤り、呆れ果て、ようやく自分自身に目覚める。これからは本当に好きな事をして生きて行くのだ。手帳と携帯電話を買い込み、一人で生ビールのジョッキ飲みも試みる。潔く再出発する彼女に比べ、男たちは押し並べて情けない。敏子を口説く気障なオヤジに至っては、貞淑な人妻のよろめく姿が好みという陳腐さだ。女たちが結託して夫を切り刻む『OUT』と同じく桐野夏生の原作。監督は男のドラマが得意の阪本順治。
配給より
定年を迎え、夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、59歳。63歳の夫・隆之が心臓麻痺で急死し、敏子の人生は一変する。亡くなった夫の携帯電話にかかってきた女性からの電話。8年ぶりに強引に同居を迫る長男・彰之。長女・美保を巻き込み持ち上がる相続問題。矢継ぎ早に迫ってくる孤独や不安に、敏子は恐る恐るではあるけれど立ち向かっていく。妻でもない母でもない一人の女として、新たな人生を切り開いていく決意を固める敏子。世間と格闘しながら、もう一つの人生を見つけ、確かな変貌を遂げていく・・・。原作は毎日新聞で連載され話題を博した桐野夏生の同名小説。ささやかな「日常」の中から立ち現れる豊饐な世界を描き出した新たな代表作である「魂萌え!」(婦人公論文芸賞受賞)の完全映画化。
更新: 映画宣伝万太郎 (2006-12-15 15:14)
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