Life (2006)
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キャンドルライトが照らす儚くも愛おしい命の時間
東京を離れ地方の町にある芸術村にキャンドル・アーティストとしての自分の居場所を見出した勇。高校の同窓会に出席するために久々に上京した日、親友の武や昔の恋人の操らが顔を揃える会場へ向かう前に、留守番電話に残されていた不可解なメッセージで指定された場所に立ち寄ってみた。そこで待っていたのは見知らぬ少女・茜だった。強引に遊びに行こうと誘われ戸惑いながらも勇は茜に付き合うことにする…。
主人公・勇はどこか草食動物を思わせる繊細さとやさしさを持った青年だ。彼はハプニングを拒まない。芸術村の仲間たちや友人たちはもちろん、行きずりの少女に振り回されてもすべてを静かに受け入れようとする。いつだって死の影は身近なところにあり、穏やかな日々の積み重ねの中に出会いがあり別れがある。その悲しみや寂しさをキャンドルの灯のほのかな温かさで包み込むように映像化したのは、02年に『みち』でPFF技術賞を受賞した新鋭監督・佐々木紳。これが劇場用長編デビューとなる。一見、生命力の乏しそうな印象を与えつつ、他者の悲しみに寄り添う芯の強さを見せる主演の綾野剛はミュージシャンでもあり、本作の音楽も手がけている。
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