ダンボールハウスガール
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こつこつ貯めたお金をすべて盗まれて、一夜にしてホームレスに!米倉涼子が初主演で挑んだ都会の片隅の小さなサバイバル・ストーリー
杏(米倉涼子)は彼氏とのアメリカ行きを目標に貯めてきた500万円を引き出した。単調なOL生活に別れを告げアパートも解約して、いざ旅立ちの時。が、目前にして泥棒に入られ、全財産を盗まれてしまう。食べるものも寝るところもない杏を助けてくれたのは、ホームレスのトム(櫻田宗久)と、ダンボールハウスの住人たちだった。行き場のない杏は、そこで彼らとの共同ダンボール生活を始めることに…。
冒頭から、その暖かいオレンジ色のひかりとやわらかな映像に、まずため息が出る。ものすごくきれいな画…。ストーリー自体は、ややくさい。強くてゲンキンな女の子のちょっといい話くささ、というか。とはいえ、杏の前向きな描き方は同世代の女性に強く呼びかけるものがありそう。地道なOLから一転ホームレスへ。そこから抜け出す気の全くないようなダメ人間じゃあしょうがないけど、杏のように、何が起こっても生きていかなくちゃ、という姿勢は作品の大きなテーマにもなっている。
拾ったお弁当にダンボールの寝床。そんなダンボールハウス村の生活は決して普通じゃないはずなのに、なぜか日常の暖かささえ感じさせる。サバイバルっていうと少し大げさに聞こえるけれど、こういう非常事態での生活から、意外と生きていく元気の素をもらえるのかもしれない。
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