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若き映像作家、渡辺一志が放つ、チンピラたちの旅を見つめたクールなバイオレンス
19歳の大学生、宇佐美(川岡大次郎)がある日突然車に乗った3人組の男(渡辺一志、新名涼、野呂武夫)に拉致される。無秩序な行動を繰り返し、行く当てもなくただ旅を続ける男たちに連れまわされる宇佐美は、次第に恐怖感を感じなくなっていった。自由に生きるアウトローな彼らに羨望とも友情とも思える不思議な思いを抱き始めた宇佐見だったが、一発の銃声が全てを打ち崩す。
当時23歳の新人監督、渡辺一志のデビュー作。社会から外れた男たちと平凡な大学生の孤独と友情、静かな暴力をざらついた映像の中にオフビートにつづり、トロント国際映画祭をはじめ、海外の各映画賞で賞賛された。監督は三池崇史の『ビジターQ』に俳優として出演したほか、PV、CMの演出、マンガの原作も手掛ける才人。今後も期待の新進気鋭の映像作家だ。
川岡大次郎がナイーブな大学生を好演。監督の渡辺一志が暴力的なアナーキーな男、モデルの新名涼がポーカーフェイスの無口な男、8ミリ版「19」にも出演した野呂武夫が何事にも無関心な男に扮し、粗野だが無力的な3人組で個性を発揮している。人気声優の野沢那智が警官役で映画初出演しているのも注目。
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