マイ・フレンド・フォーエバー (1995) »ストーリー


 

 


ユーザーより


夏休みだというのにエリックは毎日を無為に過ごしていた。
日がな一日、自宅で一人遊びをしている。母親は外で働いていて殆んど家にいない。別居中の父親は遥かニューオリンズの地で若い女と暮らしている。
エリックが友達と遊ばない理由は、最近となりに越してきた奴のせいだった。そいつはHIVの感染者なのだ。エイズはホモのかかる死病という偏見が根強く感染者は忌み嫌われていた。そいつが隣にいるというだけでエリックまで友達から馬鹿にされているのだった。

エリックの家とそいつの家の境は高い柵で仕切られ互いの姿を見たことは無かった。
ある日、庭で遊んでいたエリックは柵の向こうから誰かが咳をする音を聞いた。それをきっかけにエリックと件の少年は柵越しに話をするようになった。
「本当に空気感染しない?」
そして、ついにエリックは柵を乗り越えてその少年デクスターと対面した。

「チビだな」
デクスターはエリックと一歳違いとは思えぬほど小柄な少年だった。
「11歳の平均身長より12センチ低いだけさ」
一瞬気まずい空気が流れた後、デクスターが言った。
「それで・・・軍艦ゲームは知ってる?」


“ルイジアナに住むフィッシュバーン医師
沼地地帯の植物からエイズ特効薬発見”
コンビニで見かけた雑誌の見出しに大きくそう書かれていた。
これまでエリックとデクスターは“特効薬”を見つけようと手当たり次第にその辺に生える草木の葉を煎じて試していたのだ。“沼地地帯の植物”と聞いてエリックは川原に生えていたある植物を思い出した。それを煎じてデクスターに飲ましたが・・・。

その植物には毒薬の成分が含まれていた。
命に別状は無かったものの、エリックは母親にきつくしかられサマー・キャンプ行きを命じられてしまう。
エリックとデクスターは本物の特効薬を分けてもらうために夜中、二人で家を出た。手製の筏で近所の川を下りミシシッピー川に出てニューオリンズまで約320キロを下ろうという遠大な計画であった・・・。

更新: 名画座の怪人 (2008-08-26 05:56)

 

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