私の骨 (2001)
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祖先の骨にまつわる恐るべき事実…人間の深層心理にひそむ恐怖を描いた話題作!
英一(田口トモロヲ)は雪深い町に暮らす小説家。妻は息子を連れて家を出てしまっている。ある日、実家の床下から「人柱」と書かれた古文書と骨壷を見つけ、大学の恩師である大野に持ち込んでみるが、その意味はわからない。そんな時、英一の周りには不思議な幻影が現れ始める。戸惑いを隠せない英一がふと目にしたものは、骨壷に書かれた生年月日。それは紛れもない、英一自身の生年月日だった。裏に潜む驚くべき事実の渦に、英一は深く巻き込まれていく…。
ホラーには、今来るか、今来るか、来た!という瞬間的「どきどき感」がつきものだけれど、『私の骨』には、過去の因縁にじわじわと追いかけられるような、蓄積していく恐怖感がある。深い森、骨壷、子供の骨、わびしさの漂う雪の町…直木賞作家の高橋克彦が小説で描いたイメージ世界が、映像によってより鮮明に脳裏に焼き付けられて、何か後を引くような感じだ。
観る人に謎を残していくストーリーは、安易に怖がることが出来るようなホラー映画とは違って、ふと気づいたときにゾクッとするような展開。本当に怖いのは果てしなく続いていく人間の強い思いだ、と気付く時、改めて背筋に冷たい感触を覚える。そんな怖がり方をさせてくれる作品だ。
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