フランドル (2005)
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カンヌの常連ブリュノ・デュモンが、人間の本能であるセックスと暴力を冷徹に捉えた衝撃作!
フランス最北部・フランドル地方の小さな村。少女バルブは、幼なじみのデメステルと無機質なセックスを重ねていた。さらに彼女はカフェで出会ったブロンデルとも、関係を持ってしまう。ある日、若い男たちはただ村を出たい一心で戦地へ向かう。だがそこで待っていたのは、暴力と憎しみが渦巻く恐ろしい地獄だった。その頃、村に1人残されたバルブは、まるで戦地の男たちの苦痛に呼応するかのように、精神に異常をきたしはじめる。
セックスと暴力を寓話的に描き、06年カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞した話題作。監督のブリュノ・デュモンは、1作目の『ジーザスの日々』でカンヌのカメラドール特別賞及びジャン・ヴィゴ賞を獲得。続く2作目の『ユマニテ』で同映画祭の審査員グランプリ、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を受賞し、本作でも前述の結果を残す。批評家の評価が高い監督。演者には素人を使い、極限までセリフを削ぎ落とした演出は、見る者の感覚を研ぎ澄ませ想像力をかき立てる。地平線いっぱいに広がる麦畑。だが、人の気配はどこにもない。この美しくも重圧感と不安感を与える風景が、冷徹に描かれる物語の純粋さを、いっそう際立たせている。
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