みすゞ (2001) »ストーリー

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26歳で他界した童謡詩人、金子みすゞ。美しい詩に秘められた彼女の素顔とは…?

1919年。金子テル(田中美里)は、未亡人の母(永嶋暎子)が叔父(中村嘉葎雄)の後妻になるなど家庭環境は複雑だった。彼女は本屋で店番をしながら詩を書き始め、みすゞというペンネームで童謡詩人として名を広める。だが、家の事情で結婚した夫、葛原(寺島進)は遊郭に行ったまま家に寄り付かず、彼女は孤独だった。唯一の心の拠り所としていた詩作も夫に禁じられ、テルは追い詰められていく。

『地雷を踏んだらサヨウナラ』の五十嵐匠監督が再び実在した人物を取り上げた感動作。大正時代、童謡詩人として優れた作品を残した金子みすゞが、26歳の若さでこの世を去るまでの数年間をつづる。長らく埋もれたままだった彼女の作品は、死後半世紀を経て注目されるようになった。優しさにあふれる数々の詩を生み出した彼女の苦悩に満ちた内面を、美しい映像に浮かび上がらせる。

母の再婚や望まぬ結婚などに対し、意見することなく受け入れたみすゞ。孤独に耐え忍んだ彼女の強さと優しさを、田中美里がたおやかな美しさで好演する。寂しさが宿った瞳で静かにほほ笑む彼女の表情が、全編に散りばめられたみすゞの詩とともに、いつまでも心に残る。


 

 


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