アザーズ (2001) »ストーリー

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屋敷に潜む怪しげな存在とは? 謎と闇に包まれたゴシックホラー

1945年のイギリス。大きな古い屋敷に暮らす母グレース(ニコール・キッドマン)と2人の子供たち。子供たちは極度の光アレルギーで、彼等が通る場所はかならずカーテンを閉めていた。ある日、屋敷に働き口を求めて3人の召し使いが訪ねてくる。そして彼等が来てからというもの不可思議な現象が起こり始める。子供の走る足音、ピアノの音...明らかに何か自分達とは別の存在がいる!? いったいその正体は?

『オープン・ユア・アイズ』で東京国際映画祭グランプリを受賞したスペインの新鋭監督アレハンドロ・アメナバールの最新作となる『アザーズ』。『オープン・ユア・アイズ』を見て彼に魅了されたトム・クルーズが『オープン・ユア・アイズ』の映画権を手にし、ハリウッドでリメイク版『バニラ・スカイ』を製作。本作では、アメナバール監督が脚本を書き上げたと知ったトムが当時の妻ニコールと駆け付け、プロデューサーを買って出た。この作品が作られたきっかけはアメナバール監督の幼少時代にさかのぼる。小さい頃に体験した暗闇に対する恐怖やクローゼットに対する恐怖、半分開いたドアに対する恐怖、まとめて言うならば、そこに何かが潜んでいるかも知れないという恐怖だったという。

そんな心理的恐怖にとりつかれたアメナバールが、描いた『アザーズ』の恐怖は、まさに血も出ないし、残忍なシーンもない。ニコール・キッドマンや子供達の何かに脅えるこわばった表情や、古めかしく薄暗い屋敷、そして見えない何かを感じる音。ここから背筋が寒くなるような恐怖を感じ取る。また主演のニコールは几帳面なほど神経質な女性に扮し、闇のなかで浮き上がる真っ白な肌、笑うことのないきつい表情は驚くほど美しい。『オープン・ユア・アイズ』では覚めない夢を見ているかのような不安感を感じさせ、デビュー作となる『次に私が殺される』では誰が殺人犯だか分からない底知れぬ恐怖を描いたアメナバール監督。さまざまなタイプのミステリーに挑むスペインの若き実力派監督の手腕をとくとご覧あれ。


 

 


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