恋する彼女、西へ。 (2007)
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60年前から現代にタイムスリップ?!池内博之が古き良き“日本男児”を好演したラブストーリー
不動産の開発会社で働くキャリアウーマン・響子は、出張で広島を訪れる。原爆記念日3日前の8月3日、ひと仕事終えて市内を歩いていた彼女に、白い海軍服の男が話しかけてくる。「ここはどこですか?」響子は見るからに様子のおかしい男と関わりあわないように、その場を足早に立ち去ろうとするが、次の瞬間、男はバイク事故に巻き込まれてしまう。仕方なく男を病院へ連れていき、治療費まで払ってやった響子は、この男を置き去りにできなくなり…。
原爆投下のわずか3日前の広島からタイムスリップしてきた男と、現代的な女性のラブストーリー。結果的に恋愛より仕事を取ってしまったキャリアウーマン役を、鶴田真由が等身大の演技で好演している。そして、イマドキの日本の男とはひと味もふた味も違う“日本男児”を、凛々しく演じた池内博之にホレボレ! ピンと背筋の伸びた立ち姿、控え目な礼義正しさ、女性や子供を守るためなら身の危険を顧みない潔さ…。最近とんと見あたらない日本人の美学が、新鮮にさえ感じられる。光にあふれた、真夏の広島も美しい。しかしその美しさの中に、忘れてはいけない悲しい記憶が常に揺らいでいることを、改めて思いださせてくれる一本。
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