地上5センチの恋心 (2006)
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幸せの達人のロマンスが今花開く!
昼間はデパートの化粧品売場で働き、夜はレビュー用の羽飾り作りの内職をしながら二人の子どもと暮らす未亡人オデットの楽しみは、大好きなロマンス小説を読む事。憧れの人気作家バルタザール・バルザンのサイン会があると聞けば、思い切りめかし込んで駆け、ファンレターを手渡すのだった。一方、批評家に酷評され、妻には浮気されて落ち込むバルタザールは、“イチ”ファンであるオデットに救いを求めるのだった…。
ヒロインはオバサンである。働き者で前向きで正直なこのオバサンは、少女のようなピュアな恋心の持ち主でもあり、文字通り舞い上がる。たとえ教養もなく悪趣味だとしても、好きなものは好きを貫くオデットは、自分で稼いでたくましく生活し、さらに人生を楽しむ術を心得て、それを日々実践しているのだ。演じるのは『女はみんな生きている』のカトリーヌ・フロ。こういうチャーミングな大人の女性を演じさせたら彼女の右に出る者はない。『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』の原作者兼脚本家の作家エリック=エマニュエル・シュミットは初の監督作品で、幸せの何たるかをロマンチックかつユーモラスに描いて楽しませてくれる。
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