パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ) (2008)
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現在に続く紛争の発端となった事件を、人々の証言で追うドキュメンタリー
2006年、フォトジャーナリストとして活躍する広河隆一は、1967年に暮らしていたイスラエルを再訪する。かつてそこで見た廃墟、それはパレスチナ人が暮らしていた村の跡だった。イスラエルが建国された1948年、多くの村が破壊され、廃墟と化した。広河はその時起きた「民族浄化」の真実を知るために、さまざまな人々にインタビューを試みる。ホロコーストから逃れたユダヤ人たちが起こした虐殺の連鎖。そしてそれは今も続いていた。
タイトルの「NAKBA」とは、パレスチナ人が呼ぶ言葉で、「大惨事」という意味だという。フォトジャーナリストの広河隆一が、その道へ入る原点となったイスラエルのキブツ農場で目にした村の廃墟。それはパレスチナ住民を追い出して、破壊したものだった。第二次世界大戦中、民族浄化の標的となり、数百万人が命を落としたユダヤ人たちだが、イスラエルでは自分たちが民族浄化を行う側に回る。虐げられていた側が一転して虐待する側に回るという事にやりきれなさを感じる。憎しみは憎しみを生み、終わることない報復の連鎖になるが、それは他人事ではない。パレスチナでは今も続いているし、これからもどこかで(日本でも)起こりえる事なのだ。
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