ぼくの大切なともだち (2006)
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あなたには本当の「親友」がいますか? パトリス・ルコントが贈る、恋愛よりも難しいかもしれない「友情」の物語
フランソワは、自分の誕生日のディナーに集まった全員から「お前の葬式には誰も来ない」と言われ、ショックを受ける。そして反論するうちに、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをする事に。早速、友人たちにコンタクトを取るフランソワだが、そこで誰も彼を親友だとは思っていない事を思い知る。そんな時、タクシー運転手ブリュノの親しみやすさを目にしたフランソワは、彼に人と仲良くなるコツを学ぶ事にするが…。
主人公は、仕事は成功し、お金にも困っていないし、情事を楽しむ愛人もいる中年の美術商。しかし自分が思っていただけで、誰も自分を友人だとは思っていなかった事を知る。その美術商が友人になろうとする人のいいタクシー運転手もまた、見かけとは裏腹に心に孤独を抱えていた。二人は「本当の友情」を築く事ができるかと、二人の失敗に笑いながらも、次第にドラマに引き込まれていく。クライマックスでハラハラしてしまうのは、フランスの名匠ルコントの演出のうまさだろう。『タンデム』『列車に乗った男』に続く、中年男の友情を描いた作品だ。「愛は金で買えるが、友情は決して買えない」というセリフが、見たものの胸を刺すだろう。
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