がんばっていきまっしょい (1998) »ストーリー



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“なっちゃん”こと、田中麗奈のデビュー作、初々しい演技に注目!

舞台は、22年前の四国・松山。高校入学を控えた悦子は、水上を走るボートに魅せられ、入学と同時に、自ら女子ボート部を作る。入部してきたのは、彼女を含め5人。ボート初心者の彼女たちが、3年間ボート部に打ち込む姿や、彼女たちの友情、心情を綴る。少女たちのきらめく表情が胸を打つ、青春映画の佳作。


 

 


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海岸に建つ打ち捨てられたボートハウス。
その内部の壁には歴代のボート部員たちの写真や新聞記事の切り抜きが貼られている。その中の一枚、色あせた写真には5人の女子の姿が・・・。
そして時代は20数年前へと遡る。

1976年四国松山。高校入学を控えた春休み。篠村悦子は防波堤でどこかの学校のボート部の練習を目撃する。夕日に照らされたそのシルエットは美しい風景となって悦子の脳裏に焼きついた。だが悦子の入学した伊予東高校には女子ボート部が無かった。「そうじゃ!無いんじゃったら作ればええんか」ボート部顧問の教師を説得し、ここに部員一人の女子ボート部が発足した。

「関ブー!」「ヤバネエ!」悦子と関野は思わず小学校時代のあだ名で呼び合った。
関野大は悦子とは保育園以来の幼馴染だが、小学5年のときにつかみ合いの大喧嘩をしてからは口も利かないという間だった。昔太っていたので「関ブー」と悦子は呼んでいた。
女子ボート部はなかなか部員が集まらず、悦子はしばらく男子ボート部の練習に参加することになったのだ。その初日、部員たちとの挨拶を終え物置で着替え中にいきなり扉を開けた男子。それは練習に遅れてきた関野だった。

「ねえ、篠村さん。あたしらも新人戦まででええんよねぇ」「ウン・・・」悦子はしぶしぶ頷いた。
夏休み近くになってようやく新人戦までという条件つきで4人の入部希望者をみつけた。とくに体力の無い中崎敦子(ヒメ)にはオールを持たなくてよいコックスのポジションを約束した。整調は悦子(エツネエ)。3番菊池多恵子(ダッコ)。2番矢野利絵(リー)。バウに中浦真由美(イモッチ)。引退した3年男子キャプテンの安田にとりあえずのコーチを頼み、女子ボート部は練習初日を迎えた・・・。

「ヒメ、ご苦労さんでした」悦子は深々と頭を下げた。
玉川湖で行われた新人戦は惨敗に終わった。不甲斐ないレースだったし、対戦チームのコックスに「お嬢さんクルー」呼ばわりされたのも痛かった。
とにかくヒメは新人戦までの約束なのだ。他のメンバーも辞めてしまったらまた部員さがしから始めねばならない。
「このままでは止めれんねぇ」とヒメ。「お嬢さんクルー言われたらなー。黙ってられん」とダッコ。「あたしはいつもみんなと一緒よ」とリー。決意も新に女子ボート部の続行が決まった。「明日は何時から練習する?」とヒメが聞いてきた。

更新: 名画座の怪人 (2008-04-20 05:52)

 

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