青空ポンチ (2007)
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『おそいひと』の柴田剛監督が描く、自分探しの青春映画
ミュージシャンを目指して上京したものの、なぜか故郷の香川に帰ってきたカツヲは、地元で家業を継いだ元バンド仲間のマスオ、大阪から田舎に住む祖父のもとに預けられたコスプレ好きの中学生・玉枝、出世の夢を諦めた元サラリーマンの舟木を誘ってバンドを結成。地元の花火大会のイベントライヴを目指して練習を始める。しかし、カツヲの意味不明な言動からバンドに不協和音が流れる…。
「脳性マヒの連続殺人鬼」を描きながら、障害者に対する誤解や偏見に物申す衝撃作『おそいひと』で一躍注目を集めた鬼才・柴田剛監督が、ダークなモノクロ映像から一変させ、突きぬける青空が印象的な青春ストーリーを完成させた。適材適所な役者たちが、陽の光が眩しい“日本の地中海”香川で、どこまでが“素”で、どこからが“演技”なのか、その境界線が分らないほど自然な演技を見せてくれる。ジッタリン・ジンが主題歌を担当しているのも、バンド世代に共感を覚えるファンには嬉しい。山下敦弘、熊切和嘉に続き、大阪芸術大学が輩出した才能が日本映画界にさらなるムーヴメントを起こしそうだ。
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