譜めくりの女 (2006)
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仕掛けたのは心を破壊するほど残酷な罠
ピアニストを夢見て一途に励んできた少女メラニーはコンセルヴァトワールの入試に臨むが、憧れの人気ピアニストでもある審査員アリアーヌの無神経さに深く傷つき、自ら夢を封印する。数年後、息子の子守として再会したアリアーヌはもちろんメラニーを覚えていない。万事そつなくこなすメラニーを気に入ったアリアーヌは、彼女に譜めくり役を依頼する。やがてメラニーはアリアーヌにとって掛け替えのない存在になってゆく。
静かな炎を胸に秘めたメラニーは目標に向かって努力を惜しまない。それがピアノであっても夢を打ち砕いた相手への復讐であっても。ピアニストが信頼を寄せ演奏会の成否を左右するとまで言われる“譜めくり”にスポットを当てて緊迫した人間ドラマを描くのは、自身卓抜したヴィオラ奏者であり、国立音楽院教授でもある監督ドゥニ・デルクール。コミカルな親しみやすさが持ち味のカトリーヌ・フロが、今回は一転、女王然とした近寄り難さと不安定な心を持つアリアーヌを演じ、そんな彼女を徹底的に追い詰めてゆくメラニーにカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた『ある子供』のデボラ・フランソワが扮し、見応え充分の心理戦を展開する。
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