memo (2008)
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強迫性障害の体験をもとに描かれた作品
閑静な住宅街に住む本橋繭子は、日常生活の中であるタイミングがくると、メモをとらなくてはいけない衝動が起こる「強迫性障害」をもった女子高生。その症状は何日かに一回、ノートなどを大量購入しなければならないほどで、繭子の生活は学校とカウンセラーの元へ通うことで成り立っていた。両親は繭子の病いを見守りながら、静かな三人暮らしをしている。ある日、繭子たちの前に長い間、音信不通だった父の弟・純平が突然現れ…。
「強迫性障害」とは、違和感や不快な考えが何度も頭に浮かぶため、それらを振り払うため同じ行動をくり返してしまう心の病気。そんな障害をもつヒロインを演じるのは、『誰も知らない』や『黄色い涙』での演技が記憶に新しい韓英恵。難役を見事に演じ切り、今後に注目したい若手女優だ。監督は、『シュガー&スパイス 風味絶佳』『スマイル 聖夜の奇跡』などで、俳優としても活躍する佐藤二朗。脚本も手がけた氏は、自身「強迫性障害」の患いの中にあるという。その体験を反映した内容は、凡百の“障害者もの”“難病もの”よりも説得力があるのは明白。人間の心の葛藤をリアルに描いた力作だ。
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