丘を越えて (2008)
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新しい時代。男と女はいくつもの丘を越えていく…
江戸情緒が残る竜泉寺町に育った葉子は、女学校を卒業し、知人の紹介で文藝春秋社の面接を受ける。編集部に採用枠はなかったが、社長であり、著名な作家でもある菊池寛の目に留まり、彼の秘書として採用される。下町育ちの葉子にとって、モダンな作家で、破格の人情家でもある菊池は憧れの存在だった。しかし、若い朝鮮人の編集者、馬海松にも惹かれていく。馬海松をよく思わない運転手は、二人の恋愛関係を菊池に知らせてしまう。
「真珠夫人」で知られる作家、ジャーナリストで、文藝春秋社の創設者でもある菊池寛の秘書となった佐藤碧子がモデルの、実話に基づいた物語。原作は、猪瀬直樹の「こころの王国」。地下鉄が開通し、女性が会社勤めをするのが珍しかった時代、主人公・葉子は、流行作家、菊池寛の秘書になり、下町の娘から銀座の近代的なビルで働く女性へと変貌し、文学と恋に身を投じていく。出演は、西田敏行、池脇千鶴、西島秀俊ほか。ひげを生やし、メガネをかけた西田敏行は、菊池寛そっくり。少女の顔立ちとグラマラスなボディの池脇千鶴は、未知の世界に足を踏み入れていくモダンな女性を艶っぽく演じている。監督は、『光の雨』の高橋伴明。
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