きみの友だち (2008)
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「本当に大切な人とは」と問いかける
フリースクールで絵を教えている和泉恵美は、子供たちから「もこちゃん先生」と呼ばれて慕われている。10歳の頃、恵美は交通事故の後遺症で杖をついて生活していた。学校行事の練習がきっかけで、身体が弱い楠原由香と仲良しになった。そして二人は親友同士になり、やがて中学生に成長する。同級生のハナはある日、保健室でいっしょになった由香に、「いつも二人だけで寂しくない?」と尋ねられ…。
直木賞作家・重松清の同名小説を映画化。10篇の短編で構成されているが、それぞれの話に繋がりがあるという構成に倣い、恵美と由香のエピソードを軸に据えながら、彼女を取り巻く友人たちの毎日が描かれる。四方を山に囲まれた甲府の風景が印象的で、人物をロングショットで捉えたその構図は、「人間も風景の中の一部である」ことを物語っているかのようだ。メインとなるキャストには、注目の若手俳優たちを起用。映画出演経験があまりない彼(女)ら、なのに凡百の青春映画と明らかに違う深みが感じられるのは、監督・廣木隆一演出のたまものか。劇中で流れる音楽も印象的な効果を上げていて、注目に値する。
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