座頭市 (2003)
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さあ、役者は揃った! 斬る、笑う、踊るの三拍子揃った痛快時代劇誕生!!
悪辣なやくざの銀蔵(岸部一徳)一家が幅を利かせる宿場町に、朱塗りの仕込み杖を手にした按摩の市(ビートたけし)、妻おしの(夏川結衣)を連れた浪人の服部源之助(浅野忠信)、そして芸者のおきぬ(大家由祐子)・おせい(橘大五郎)姉妹が、時を同じくして到着する。市は賭場で新吉(ガダルカナル・タカ)という気のいい男と親しくなり、ひょんなことから芸者姉妹が訳有りであることを見抜く。一方、病身の妻を抱える服部は、かつて剣術師範代として鳴らした腕を生かし、用心棒の口を捜すのだったが…。
とにかく殺陣が速い。目にも止まらぬ一瞬の勝負だ。一気に駆け抜けるような爽快感がある。ちゃんばら命の時代劇ではあるが、人を斬るシーンを殊更に長々と見せない分小気味よい。最後の浅草芸人ビートたけし版座頭市の魅力は、居合の達人としての鋭さに、とぼけた味わいを加えた絶妙さだ。対する浅野忠信は、優しい夫でありながら剣豪としての面子も捨てられない浪人を演じ、その笑顔にちらりと狂気がよぎる様は美しく、はっきり言って色っぽい。
共演陣もそれぞれ達者で、笑いのツボを押さえつつ、悪い奴らはとことん悪く、泣かせる仇討ち劇としても成立する。おまけにミュージカル仕立の大ダンスシーンも有りで、サービス満点。とびきり楽しいバラエティ・ショーに仕上がっている。
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