倉島穂高 さん
倉島穂高さんのレビュー一覧
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オー・マイ・ガアッ!(0)2008年8月21日 to ベガスの恋に勝つルール

(C) 2008 Twentieth Century Fox Film Corporation予告編を観て(いや、あらすじを読むだけでも)結末は簡単に想像ついちゃいましたが、主演2人の魅力を堪能する映画だろうと割り切って見に行きました。まさにそのとおりの映画でした。
ふたりともアップにも耐える美男美女ですが、引きで観た時のカッコよさは比類ないですね。まあ、アシュトン程度の身長と体格の男優はほかにもいますが、キャメロンの脚線美はハリウッド随一じゃないかしらん。胸から腰にかけてのラインはユマ・サーマンのほうが美しいと私は思っているのですが、腰から下はキャメロンの勝ち。ふたりとも正装も素敵なんだけど、ラストシーンのカジュアルもすごくいい感じなのよね。アシュトンなんか、かなりだらしない着方なんだけど。ファーストダンスといいプロポーズといい、西洋式ウエディングはやっぱり白人仕様。アジア人がまねするのは根本的に間違ってる気がする……。
キャメロンの魅力については今さら言うまでもないので割愛。個人的にかなり注目しているアシュトンは、思ったとおりかなりの演技派です。私はジョイよりもジャックのほうにどんどん感情移入してしまって、かなり早い段階からジャックの本気顔に涙腺をやられました。今後の活躍がすごく楽しみだな〜♪ 「デミ・ムーアの年下亭主」の称号を返上する日もそう遠くないことでしょう。願わくば、そうなってもデミとは添い遂げてほしいものです。
トリート・ウィリアムスはずいぶん老けちゃったな〜! 冒頭のクレジットを見落としていたら、きっと全然気づかなかったと思います。クイーン・ラティファにデニス・ファリーナと、脇役もナニゲに豪華ですね。共感:2人
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エネルギッシュでスタイリッシュ(0)2008年7月30日 to バスキア
12年も前の映画とは思えないくらい、映像が古びてないですね。そこに描かれている時代がいつか、ということに関係なく、映像のセンスが優れていていつの時代にも通用するクオリティだからなのだと思います。現在も活躍している役者が大勢出てきているのですが、驚くほど「一昔前」というギャップを感じさせないのですよ。デルトロあたりは、かなり若いなと感じますが。
私はバスキアという画家のことはほとんど知りませんし、ウォーホールでさえも作品は知っていても、本人の伝記的な部分は全然知りませんでした。そういう予備知識のない人間に対して決して親切な作りの映画とはいえないし、主人公の心理の掘り下げも、シナリオ的にはかなり浅く不満が残ります。それでも、不思議と消化不良感が残らないのです。キョーレツな個性を持つキャラクターひとりひとりの存在感が圧倒的な説得力を持って語りかけてくる気がして、説明的な台詞や筋書きがなくても腑に落ちる感覚が味わえるのですね。
映画館で観たらもっと圧倒されて、満点に近い採点になったかも。共感:1人
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もう少し工夫の余地があったのでは?(0)2008年7月29日 to 帰らない日々

(c) 2007 Focus Features LLC. All Rights reservedうむむむむ……暗い。カタルシスがない……この映画を作った人たちは、何を伝えたかったのかな? それがどうも曖昧です。例えば宣伝文句の「突然の悲劇に人はどう向き合えばいいのか」ですが、向き合い方の描写のつっこみが足りない気がするのですよ。
その最大の理由は、悲劇の父親対決を主眼に据えてしまったがために、もっと悲痛な悲しみを味わっているはずの母親の描写が浅いからですね。母親をあくまでも脇役にとどめるのであれば、例の台詞(ネタバレ自粛)は父親に言わせるべきだったでしょう。この罪悪感を母親のほうに負わせた製作者の意図が私にはわかりません。夫婦間に複雑な葛藤を生ぜしめる狙いだったにしては、そのあたりもつっこみ不足だし。たぶんオリジナルの脚本には、妹も同じ呵責に苦しむ筋書きがあったんじゃないかな。さすがにその筋書きに子供を巻き込むのは倫理的にまずいという配慮で削ったのだと私はかんぐっているのですが、どうせカタルシスがないならそこまでグサッと描いたほうがよかったのでは?
それから、喪失の苦しみ・悲しみを描写するテクニックとしては、物語のスタート地点を「その日の朝」にするべきだったと思います。もう10分か15分かけて、事件前の両家族の状態を細やかに描写しておけば、事件の悲劇性がよりいっそう際立ったと思うのですよ。コンサートのために朝からバタバタと大騒ぎする、教授一家の非のうちどころない幸せぶり。息子を野球観戦に連れ出す弁護士と前妻とのピリピリした関係。その描写の中で、ふたりの父親の子煩悩ぶりをじっくり見せれば、その後の展開もぐっと観客の胸に迫りそうなのになぁ……
愛しのホアキンをはじめ、芸達者な中堅役者をそろえているのに、あまり彼らの実力や魅力が生かされているとも思えません。可もなく不可もなし、というレベル。相変わらずホアキンは脱ぐのが好きなようだけど、ちょっとメタボが……(笑)ベジタリアンでヘビースモーカーなのにあの体形は解せないわ。まあ体形はともかく、もっとおのれの実力を生かせるヘンな役をやってほしい。フツーのお父さんをやりたい気持ちはわかるんだけど。 -
笑えることは保証しますが(0)2008年7月27日 to ザ・マジックアワー
「オフクロ〜、マジックアワー観てきてくれよ」と、高1の次男坊。
「はぁ? なんで?」
「ぜってー面白いから」
「ああ、そういえばアンタ、彼女と一緒に観たんだっけ」
「まだ彼女じゃねー! ただの女友達だ」
「あっそ。どっちでもいいけどさ。いつかは観るかもしれないけど、最優先じゃないなぁ」
「観てくれよぉ〜、あの映画について語りたいんだっっ!!」
「はぁ? 何言ってんの? 語りたいならデートの相手と語りなさいよ」
「だからデートじゃねーって!!」
「一緒に観た相手と語らずして誰と語るのよ?」
「『面白かったねー』くらいで終わっちゃったんだよー。話が発展しなくてつまんねー!!」
……ってなくだらない親子の会話があって、観てみようかという気になりました。ほかの人が監督するならともかく、三谷さん本人の監督作品はもう映画館で観なくていいやって思っていたのですが。
思ったとおり、映画ならではのうまみはほとんどありませんでしたが、モノクロ映像の中の真知子さん、もとい京香さんは絶品でしたねー! ちょいと老けたとはいえ。対する谷原章介のスカしたバカっぽさもぴったりー!!! 私の目には裕次郎以前の日本映画の二枚目スタアは総じてあんなふうに見えるんです。「三谷さん、お友達になりましょう!!」って言いたくなりました。
佐藤浩市の芝居には文句のつけようがありません。彼が本気出しゃおしっこちびりそうに怖い凄みだって難なく出せるでしょうが、ちゃんと「大根役者の薄っぺらな凄み」に見えるところがさすがです。次男坊も彼の力量は認めつつも、この役柄を役所広司で観てみたいそうです。なるほど、そういうこと語りたかったわけか。私は妻夫木くんの役を筒井道隆くんにしてほしかったですが。
この作品では明らかに、役者さん全員に大根風の演技がつけられていますね(特に戸田恵子が顕著)。物語の枠組を考えれば納得できる演出です。しかし綾瀬はるかちゃんは地で大根だわ。彼女の上品な可愛さは個人的に嫌いじゃないんだけど、テレビドラマのヒロイン仕様だわね。映画のアンサンブルには向かない。
それにしても三谷作品は一作ごとにカメオが豪華になりますね。完全に伊丹十三の後釜に座っちゃったなぁ。でも、三谷さんは映画監督業には手を出すべきじゃありません。製作やキャスティングに口出しするまではいいし、たまに自分で出るのもいいかもしれませんが、監督は第三者に任せたほうがよろし。共感:1人
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出産も育児も現実にはもっと大変だけどね(0)2008年7月26日 to フレンズ/ポールとミシェル
TSUTAYAの棚に並んでいたので、なつかしさに思わず手にとってしまいました。DVD販売の予告はどこかで見て知っていたのですが。
1970の映画だったんですね。意外に古いな。この映画が同級生の間で評判になっていたのは、小学校6年か中学生の頃だったと思います。だからてっきりその頃(具体的には70年代後半)の映画かと思っていました。たぶん当時何度もテレビ放映されたんでしょうね。それとも、リバイバル上映でもあったのかな?
当時の私には主人公2人が全然魅力的に見えなくて、物語には感情移入できませんでした。ポールはブサイクだし、ミシェルはおばさん顔だし。でも、今この年になって観ると全く違って見えますね。ポールがブサイクだという感想は変わりませんが、可愛げのない反抗的な目つきに、親の愛に飢えた子供の悲しみがちゃんと表現されている。しかも物語の進行とともに華奢な少年の身体がだんだん成長していくのがわかります。本邦の『誰も知らない』みたいに、物語と同じくらいの時間をかけて撮ったのかな。
ミシェルはおばさん顔なのではなく、年齢のわりに整いすぎた美貌が子供心に老けて見えただけだったのね。フランス訛りのたどたどしい英語のかわいいことといったら。当時の英語圏の青少年はさぞやハートをわしづかみにされたことでしょう。たとえて言うなら、デビュー当時のアグネス・チャンのあどけない日本語みたいな感じ。アニセー・アルヴィナって既に亡くなってしまったんですね。先ほど調べて知って驚きました。あのミステリアスな美貌はイラン人の血によるものなのか……
おとぎ話の域を出ないラブ・ストーリーですが、『小さな恋のメロディ』や『青い珊瑚礁』に比べれば、「厳しい現実」の描写もあるところが出色かな。アルルの田舎をゆったりと映し出すカメラワークにはうっとりです。映画館で観たらさぞや美しく雄大でしょうね。「続」はノベライズを読みましたが、映画は未見です。DVDが出たらきっと観ます。物語的には、むしろ「続」のほうがシリアスな本編でしょうから。 -
評価は『狂骨』まで持ち越しかな(0)2008年6月5日 to 魍魎の匣
『姑獲鳥』は意外に手堅くて及第点と思いましたが、こちらはどうも……原作の詳細を忘れてしまったので、『姑獲鳥』ほど鋭く分析できないんですが、終始一貫「なんか違う」感が。やっぱりね、堤真一は京極堂のイメージではありません。少し時間が経ってしまった今、彼がどんな演技をしていたか思い出そうとしても、これっぱかしも記憶がよみがえらないんですよ。前作ではイメージが合わないのは彼だけだったのでまだ物語世界がかろうじて成立していましたが、『魍魎』では関口君までこけちゃったからなぁ……椎名桔平もかなり頑張っていたけど、ちょい空回り。永瀬くんのほうが断然はまっていたと思う。堤、椎名、阿部の64年生まれそろい踏みは、同級生として嬉しいんですけどね。
詳細を忘れてしまったとはいえ、原作のほうでは謎解きよりも主要な登場人物の心理描写に精魂傾けていた印象を私は持っています。特にあの少女たちと、匣にとり憑かれた男の心理をね。というか、そこをネグったら成立し得ないストーリーでしょう。そのあたり、映画のほうはダメダメだったな〜。原作を読んでない人に筋書きがちゃんと伝わっているのでしょうか? 『姑獲鳥』はそれなりに伝わった気がしますけれど。
『狂骨』も堤真一でいくんだろうな……だとするとあまり観る気がしない。頼むからトヨエツに代えてよ〜〜〜!! 野村萬斎でもいい。とか言いつつ、観てしまうかもね。『狂骨』のトリックは小説ならではのものなので、映像化するのはものすごく難しいと思う。この難関を見事クリアできるかどうかは確かめたいのよね。 -
盛り上げ髪の不思議(0)2008年6月5日 to ヘアスプレー

TM & (C) MMVII New Line Productions,Inc.All Rights Reserved.封切り時に知人からペアチケットをいただき、久方ぶりに同居人と連れ立って観に行きました。同居人はミュージカルなどはダメなタイプなので爆睡するか鼻で笑うかのどちらかと思ったら、意外にもノリノリで観ていました。人種差別反対がからんでいたのがツボだったようです。同世代のトラボルタのノリノリぶりにも度肝を抜かれつつ、楽しめたようだし。
アメリカではおデブさんは出世できないとよく言われますが、去年アカデミー賞をとったジェニファー・ハドソンといい、本作のニッキー・ブロンスキーといい、歌えるおデブは別格なんですね。日本じゃあの手の女の子がいきなり主演デビューなんて、映画はおろか舞台だって無理でしょう。しかし彼女らに明日はあるのか……?
ところで、自分も女でありながらさっぱり理解できない女の行動(表現?)のひとつが「盛り上げ髪」です。ただいま現在の日本でも、てっぺんを盛り上げて毛先をくるくる巻いたりするのがモテ髪とかいわれてはやってるようですが、あの髪型のどこがモテるのか街行くお嬢さんと連れの彼氏を片っ端からつかまえて聞いてみたい。おデブのトレイシーも盛り上げ髪に命かけてる感じだし、古くはマリー・アントワネットも1メートルも盛り上げたそうで。あれはいったいどういう心理なんでしょうか。男性の好みは断然、うなじの見えるきっちりアップ、もしくはサラッと梳き流したスタイルでしょう? 女の自己満足なのだとしても、何がいいと思ってしているのかわからん。男のリーゼントなら、オスの行動としてなんとなくわかるんだけどね。
本作のオス……もとい、男性諸氏はなかなかいい感じ。ザック・エフロンとジェームズ・マースデンはワタクシ的には虫唾が走るタイプの二枚目なんだけど、いかにも昔のアイドル顔でぴったりはまっているし、クリストファー・ウォーケン様、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』でも魅せた「踊れるパパ」ぶりが素敵♪ トラボルタがこんな面白い役者になるなんて、30年前にはたぶん誰も予測してなかったですよね(笑)共感:3人
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すごい役者を見つけちゃった!!(0)2008年6月5日 to 海を飛ぶ夢
ハビエル・バルデムの名はちょっと前まで「聞いたことあるような、ないような」という程度の認識でしたが、アカデミー賞受賞でしっかり記憶に残りました。『ノーカントリー』の予告編で、その濃ゆいビジュアルもいくらか脳裏に焼きついたかな。でも、どんな役者かは全然知りませんでした。そしてこの映画のことも、筋書きはそこそこ噂に聞いていて「いつか観なければ」とは思っていましたが、それ以外の事前情報はな〜んにも持たずにレンタルDVDで観ました。私にしては珍しいことですが、ジャケットで出演者名を確かめることすらしませんでしたね。なじみのないスペイン映画だから、どうせ知っている人なんか出ているわけないや、と思って。
なんというか、登場の瞬間から惹きつけられますね。「あなたの瞳に惹かれたの」というロサの台詞にめちゃくちゃ説得力あり。一見、温かくて大らかに包み込まれるような穏やかな満面の笑顔。深い知性と確固たる人格が感じられる。しかし、悟りすましたようなその大きな青い瞳の底の底には、よく見ると深い絶望と苛立ちがずっしりと沈んでいるのですね。スペイン語のせりふはほとんど全く意味がわかりませんが、ラモンの表情見てるだけで百万言に匹敵する想いが伝わってきます。しかも身体の表情は封じられているのにね。ある意味、すごく傲慢でエッチなおっさんなのに、あれほどまでに周囲の人々から愛されているのが納得できてしまう。いや、実在した主人公がそういう人だったかどうかなんて知りませんよ。あくまでもスクリーンの中の物語として、大いに得心したということです。これはハビエル・バルデムという役者の演技力の賜物。
で、特典映像のプロフィールを読んで仰天! このヒト、私より5歳も若いんかい?! ってーことは、出演当時三十代半ば?! 絶句です(しかしスペイン人って老けてるのね〜。疲れた顔の美人弁護士さんも私より年下か!)。しかもどうやら彼はスペインのセックス・シンボル的存在のようではありませんか。こりゃーもう、過去の作品を遡って観てみないわけにはいきませんな。うむむむむ、『ノーカントリー』はもう公開終了? いや、明日までか。万障繰り合わせて観に行こうかな。
物語の筋書きに対して、さまざまな感想および絶大なる共感があるのですが、私自身の非常にデリケートな体験に絡んでくるので、公の場では書けそうもありません。なので内容についてはノーコメント。 -
せまる〜ショッカ〜〜♪(0)2008年5月2日 to 王妃の紋章

(C)Film Partner International Inc.えっ、カテゴリがアクションアドベンチャー?! わはははは、そう言われればそうくくられても仕方ない面も……しかし、一応チャン・イーモウの手がけた時代劇なのにねぇ。まあとにかく、人海戦術で物量作戦で極彩色でボヨヨンボヨヨンで、わびさびの倭人の感覚ではついていけなくて頭がくらくらします。すべてが過剰なこの中華感覚は、映画館の暗闇の中の大画面で眩暈とともに観なければ価値がありません。
やはりコン・リーはチャン・イーモウに撮らせるのが一番美しいですね。ちょっとメイクが現代的すぎる気はしますが。そしてますます山口百恵に似てきたような。黄金の甲冑に身を固めたチョウ・ユンファはまるで勝新太郎。ストーリーはありきたりだし脚本の練りこみもいまひとつですが、この両者の存在感と演技、そして贅沢なビジュアルで十分にチケット代の元はとれます。
私としては、すべてが終わってからの後始末のシーンが好きですね。高校の世界史の先生が「近代以前の中国史は大局的に見ると大きな変化はほとんどなくて、同じ流れの繰り返しなんだ」と言っていましたが、確かにそうなのかも。とっさに「かたつむり枝に這い、神、空にしろしめす……」という詩が頭に浮かんじゃいましたもん。王家の人々それぞれの人間としての苦悩なんか、神の視座から見ればどーってことない些事であると思えば、たいして深みのない演出と描写も案外ふさわしいのかもしれません。
ふざけたレビュータイトルの理由は……この映画を観た同年輩の方ならおわかりいただけますよね?共感:2人
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本当に「ポン」とか「チー」って言うのね〜!(0)2008年4月18日 to ラスト、コーション

(C)2007 HAISHANG FILMS/WISEPOLICYよく考えてみると筋書きは単純です。というか、わりとよくある類型的なお話。演じる役者が下手だったり演出がたるんでいたりすると目も当てられない陳腐な映画になりそうですが、さすがはトニー・レオン、行間を読ませる演技にかけては世界トップクラスの実力者。ヒロインを演じた女優さんも新人とは思えませんね。演技力もさることながら、ピンと立った固そうなあの乳首(と書いてしまうとエッチっぽいなぁ)、官能的というよりもまだ蕾という感じで痛々しくもの悲しいのがとても印象的でした。
美しく可憐だったラスト・エンプレスもみごとにオバサンになりましたね……。実は何もかもわかったうえで呑みこんでいそうな夫人の存在感はなかなかのものだったと評価できますが、ジョーン・チェンとトニー・レオンは同年輩のはず。なのに下手すりゃ一回りくらい違う姉さん女房に見えちゃう。
余談ですが、先日四半世紀ぶりの同窓会に参加して、経年による外貌の変化は女子よりも男子に顕著に現れていると感じたのだけれど、それはシロウト衆のレベルで、やはり芸能人は男性のほうが賞味期限が長いようですね。そういえば私は高校時代に同期の男子諸君から手ほどきを受けて麻雀を覚えたのだっけ。雀卓で牌をかきまわすアナログ麻雀は卒業以来ほとんどやってないなぁ……
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