またたび さん

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184件中1-10件

  • 80点 どうしようもない虚無な哀しみ(0)

    2008年8月30日 to バベル

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    (C)2006 by Babel Productions, Inc. All Rights Reserved.

    予告編などから堅そうな映画だな、と思っていましたが意外と一気に見られました。
    語り口はゆっくりとしていても編集のテンポがもの凄く上手く最後まで飽きさせないし、基本的なストーリーがサスペンス仕立てとか、リアリティのあるカメラの動きなど非常に洗練されたテクニックの数々で目が離せなかったのです。これは凄いなと思いました。

    しかし、この映画の一番の見所は語り口というよりも人々のすれ違いを静かに強烈に描いたところにあると思います。
    それが「どうしようもない虚無なすれ違い」で見ていてどうしようもなく哀しくなります。
    また、人間が個人ではいかに無力であるのかという点もよく出ていたと思います。

    そして、それをどこにも感情的にならないで引いた視点から語っていた演出に非常に感銘を受けました。深い説得力があるのです。

    ただ見せられるだけに終始するので、見た人によって感想は随分と変わるでしょう。答えを提示するタイプの映画ではありません。

    私はこの怒濤のような哀しみにはかなり見応えを感じました。

    それにしても坂本龍一のテーマ曲のなんと美しいことか。作品をワンランク高めるのに貢献しておりました。

     

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  • 40点 原作が読みたくなった(0)

    2008年8月13日 to ゴーストライダー

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    うーん・・・
    なんていうかこのお話は映画的ではないと感じました。物語の設定やゴーストライダーのキャラクター造形など、娯楽作に向かない気がするのです。
    この渋さは漫画みたいな空間で語られるほうが絶対にいい。それもエンターテイメント路線では無く、1話短編みたいな形式が合う。
    地味な語り方のほうが非常に渋みが出てキャラクターが生きてくる気がするのです。
    主人公にニコラス・ケイジを選んだのも失敗でしょう。もっと存在感の薄い俳優のほうが合う気がしました。
    結局終始エヴァ・メンデスの胸ばかりが気になってしまったのは言うまでもありません。

    映画向けではなかったけれど原作は読んでみたくなりました。

     

     

  • 50点 教育上良くない映画(0)

    2008年8月13日 to スパイダーマン3

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    (C)2007 Sony Pictures Industries,Inc. All Rights Reserved.

    シリーズ2作目の時から感じているが、教育上良くない映画である。

    他のヒーローものと違い、青春ものとしての要素も強い映画なのだが、今回もMJの役はムカツク設定で、これをヒロインに持ってくる意味が全く理解できない。

    加えて今回はピーター自身も悪者になってしまう。勿論理由はあるのだが、その言動は悪になっていない時でも納得のいかないシーンが多い。
    人間としてヒーローとして格好良く描かれていたのは友人のハリーだった。これはスパイダーマンの映画じゃないのか!?
    1つテーマとして選んでいる「贖罪」に関しても、正直何でも謝れば許されるみたいな感覚があってこちらも良くない。

    あと一言。マスクが破れたり正体がバレたりする演出はもういらない。新鮮味無く何回も利用するのは今後のシリーズを苦しめるだけだ。

     

     

  • 80点 久しぶりに見たら(0)

    2008年8月12日 to インディ・ジョーンズ 最後の聖戦

    今年はインディ最新作が公開。インディ世代の私としては4もかなり楽しみにして観に行ったのだけど、正直「あれ?こんなもんだっけ、インディって?」って感じだった。
    で、昔のシリーズを見直してみたらやっぱり面白かった。特にこのシリーズ3作目は良くできた仕掛けが次から次えとてんこ盛りで、まさに遊園地を一周したような気分になれる。
    加えてショーン・コネリーとの掛け合いがちとほろっときたりして好感度が高い。
    これが今でも色褪せていないのに驚いた。
    勿論1や2も面白いのだけども、思えばこの頃が一番円熟期だったのかもしれないな、とか思った。

     

     

  • 60点 今までで一番の出来(0)

    2008年8月7日 to 口裂け女2

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    口裂け女に関してのオリジナルビデオや映画は色々あったが、おそらくこの作品は一番出来が良い。
    口裂け女の誕生編といったストーリーで物語の全部が怖いというわけではないが、恐怖を盛り上げていくまでの過程がかなり丁寧に作られている。
    正々堂々とした演出で作られているのが大変好ましかったのだ。
    いきなりビックリさせるとか、血糊の量で勝負とかそういう方法論を使わなかったのに意外と面白いのだ。
    良質な作品なのである。

    一方、怖い映画としては「今までに見たこともないようなシーン」なども見たいわけで、そう言った斬新さが見当たらないのはやや残念だった。

     

     

  • 90点 ベスト映画にして今年度の最高傑作(0)

    2008年8月3日 to ダークナイト

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    TM & (C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

    これぞ本当に見たかったバットマン映画。
    ヒーローものとして最高傑作であると断言する。

    前作「バットマンビギンズ」から新シリーズとして超リアル指向に方向転換をしたバットマンだが、その方向性は更に洗練された。前作よりもエンターテイメント性が高まるという嬉しいオマケ付きで。
    更に驚くべきはその完成度だった。2時間半という長尺にもかかわらず無駄なシーンがほとんどない。

    映像や演出がいやらしくなく、「さらっ」と見せて「おお!」と思わせるセンスの良さに、ただただ脱帽した。全てが実に粋なのだ。
    バットマンやジョーカーたちが格好いいのは言うまでもないのだが、映画そのものが非常に格好いいのである。カリスマ性があるのでリピーターも多いだろう。

    これから見る人は「バットマンビギンズ」を予習してから劇場に行ってほしい。全く分からないのではないが、予備知識があったほうが楽しめるシーンも多い。本当は100点としたいくらいだが、シリーズ映画なのでこの点数とした。

    間違いなくここ数年で私のベストワン作品。

     

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  • 60点 ノーラン節の炸裂が無く残念(0)

    2008年7月28日 to インソムニア

    監督のクリストファー・ノーランは「メメント」や「フォロウィング」「バットマンビギンズ」等で見られる地味ながらも非常にクールな演出が見所。残念ながら今作では、そのノーラン節が全開していない。
    単なる地味なサスペンスものに終わってしまっている。

    脚本も昔からよくある話だし、パチーノの配役は当たり前過ぎた。ロビン・ウィリアムスの役所も全く魅力が無く、主人公を持ち上げるためだけのものになってしまっているのが勿体ない。「セブン」や「羊たちの沈黙」のようなジャンルではなく、狙いも違うのだろうが、それらに近い雰囲気があるのでかえって中途半端に見える。

    佳作ではあるが、ノーランの映画に期待するものを考えるときっと肩すかしを食う映画だ。

     

     

  • 70点 西田敏行の演技は一見の価値有り(0)

    2008年7月3日 to ザ・マジックアワー

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    (C)2008 フジテレビ 東宝

    実は三谷幸喜の作品を初めて見た。

    テレビに出てくるときのあの喋り方とかキライだし、なんか偽善者的な雰囲気を感じるのもあるし、加えて「ラジオ」とか「ホテル」とか「いえ」とか、安易に「題材映画」を撮るのがまたキライだった。

    だから、なんか気乗りしないのだったが、最近綾瀬はるか病に冒されてしまったので、彼女見たさに仕方なく映画館へ足を運んだ。

    しかし、この映画はなかなか良く出来ていた。脚本や笑わせる為の構成が実にしっかりとしていた。一番懸念していた「嫌みな笑い」が無かったのは嬉しい誤算だった。それどころか、なんと自然に見られる映画だったことか。予告編とかで見ると、「そりゃやり過ぎだろ」とか思ってしまう演出も実にスマートに決まっていた。
    声を大きくして笑えた。いい映画だ。

    しかし、手放しでは褒めない。
    意外なのだが、この映画にはクセがなさ過ぎる。
    この作品を宝物のように思う人はまずいないだろう。
    そのくらいに大衆映画なのである。
    自分は2,3年も経ったら「そんな映画もあったっけなぁ・・・」と思い出す類の作品となるだろう。見てる間は面白いのだが、映画館の外にもっていくパワーは感じられない。

    まあ、それが狙いなのかもしれないが。

    役者について最後に言いたい。
    なにはさておき西田敏行である。
    この人のスットボケた役がなかったら、この映画の面白さは半分以下だったかもしれない。
    それくらいに面白さに貢献していた。

    肝心の綾瀬はるかは純然たる端役であった。

     

     

  • 60点 綾瀬はるかを見るのにベスト(0)

    2008年6月6日 to 僕の彼女はサイボーグ

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    (C) 2008 「僕の彼女はサイボーグ」フィルムパートナーズ

    正直ここまで綾瀬はるかが魅力的に撮影されている作品は他にないと思った。
    彼女を見るために1800円を払って映画館に行く価値はあると断言する。そのくらいにいい。
    サイボーグ役というのも端正な顔立ちに非常にハマっていた。(唯一不服だったのはロボットダンスを披露するシーンの動きくらいか。)
    それ以外はまさに完璧なハマり役だったと言える。

    作品自体のほうは監督が韓国人、舞台やキャストは日本人という変化球。
    ジャンルはややコメディー寄りのラブストーリー。加えてSFでもある。
    「猟奇的な彼女」の監督というだけあって、主演2人の行動はその作品にソックリ。
    あの直球コメディテイストと日本のラブストーリー(特にTVドラマの感覚)を足したものと思っていい。

    ストーリーは聞くだけ野暮というものだ。
    全体的にはかなりシンプルな話(ただし一構成を除けばだが)なので、むしろ知らないで見たほうがいい。CMなんぞも出来るだけ見ないほうがいい。

    一点惜しいのは「日本」と「韓国」の感覚的な融合があと一歩だというところ。
    かなり頑張っていて全体的に違和感は無いのだが、数カ所のシーンで、「え?何で?」というように感じる部分がある。
    そんな点で完全に物語にハマりきれない違和感を持つので、本来大感動させるはずが、そうはならない。
    そこを期待している人は過度の期待をしないほうがいいだろう。

    基本的に「綾瀬はるか」を観に行く映画だ。
    プラスちょっぴりラブストーリーを楽しめられ、少し幸せな気分で映画館を後に出来たのは確かだ。

     

    共感:4人

     

  • 70点 B級怪奇ゾンビアクション(0)

    2007年10月15日 to プラネット・テラー in グラインドハウス

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    (C) 2007 The Weinstein Company

    タランティーノの「デス・プルーフinグラインドハウス」に引き続き 今回はロドリゲス監督作「プラネット・テラー」を見た。

    内容は美人のオネーちゃんが片足にマシンガンつけてゾンビ達と戦う映画。
    おそらく、この予告編を見て「面白そう」と思った人は多いと思う。

    しかし、この映画は余り多くの人にはお勧めしない。
    特に女性にはお勧めしない。
    オネーちゃんの描き方はあくまで「男性視点」のものだし、
    ゾンビたち(正確に言うとゾンビでは無いのだが)の
    暴れっぷりや残酷な描写は正直グロいホラー映画である。
    血糊の量も結構スゴイ。

    これは男同士でバカみたいにハシャギながら見るのに適している。
    女たちのお色気を楽しみ、想像を絶するバカアクションに興奮し、
    哲学も何もないホラー描写を満喫する。
    そういう本当にくだらない映画なのだ。

    タランティーノの「デス・プルーフ」とは対局を成す映画である。
    あちらもB級映画を作ろうとしてはいるが、とんでもないA級作品である。
    こちらは紛うことなくB級映画のノリである。
    自分はそういうのもキライじゃないので実に楽しかった。

    追記:詳しい人は知っていると思うが、本編上映前にフェイク予告編が
    流れる。米国では4本の予告編があるはずなのだが、ここではそのうちの
    1本が見られる。残りの3本はDVDを待つしかないか・・・
    でも、本当に米国バージョンの「グラインドハウス」を見たい人は
    六本木ヒルズの映画館がお薦め。限定期間の公開だが、
    2本立てで見られるし、予告編も4本全部付いてくる。
    (注:米国公開版よりも長い日本特別バージョン)

     

    共感:3人

     


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