山川 きゅうり さん

山川 きゅうりさんのレビュー一覧

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34件中1-10件

  • 60点 ミュージカル……。(0)

    2008年2月2日 to スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

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    (C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC. All Rights Reserved.

     ミュージカルというものを自分は舞台で見たことはありません。でも多くのミュージカル映画と比べるとかなり単調な印象を受けました。バズ・ラーマン監督作品「ムーラン・ルージュ」などは好きだっただけに非常に残念です。

     台詞のやりとりで話が進んでいくくだりは面白いだけにすごく残念でした。登場人物が台詞から急に歌を唄いはじめると、途端に飽きがきてしまいます。
     個人的には、「スウィニートッド」はミュージカルが原作ですが、できればミュージカルという形式をとらずに映画を作って欲しかった。何故なら、あえてミュージカルを映画にする製作者や役者達の挑戦的な姿勢もあまり感じられないからです。
     歌を唄うジョニー・デップも今回は意外性に乏しいです。ミュージカル映画ではないですが、ジョニー・デップ主演「リバティーン」の方が作品としても好きです。
     せっかくミュージカルを映画にするなら、大きな工夫が必要だった気がします。特に劇中、台詞の部分と歌の部分が明確な区別がなされていないので、歌のどこまでが主人公の内面描写なのかわかりずらいと感じました。その辺りに監督の意図があったのかかなり疑問です。
     全編を通して台詞と同じ意味の歌を繰り返し唄われては、やはり飽きがきてしまいます。

     物語も、人肉パイの発覚の仕方など穴が目立ってのめり込めませんでした。
     すごく残念。

     人肉パイの発覚の仕方が、自分なりに納得できたので☆半分追加しました。

     

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  • 80点 けっこうみんな本気。(0)

    2007年10月7日 to スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

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    (C)2007 Sukiyaki Western Django film partners

    役者の方々が本気になっていない映画などないのかもしれませんが、荒唐無稽な映画ながらも本気になっていい作品を作ろうというテンションの高さをびしびし感じました。

    それにもかかわらず映画館はガラガラでした。
    まぁ、好き嫌いの別れる映画であることは確かです。

    こんなジャンルの映画でも木村佳乃さんの演技は鬼気迫るものがあり、ちょっとの間、身動きできませんでした。

    伊勢谷さんは、日本語より英語の方が堪能なのかな?と思うほどはまっていたんじゃなかな。白をイメージしたキャラクターが格好良い。刀の扱いも様になっていたように思います。

    佐藤さんは、相変わらずすごい存在感です。
    安藤さんはかなり冒険しているな、という感想です。ただ個人的にはもともと美形な人がこういうアプローチをするのはあまり好きじゃないです。
    石橋さん、お茶らけパート以外に、もっと活躍見たかったかな。
    タランティーノの好演も見物です。

    久しぶりに子供の頃見た昔好きだった懐かしいジャパンアクションクラブの絡んだ映画を見た感覚を憶えました(そんなに年ではないです)。
    元気のいい映画でした。

     

     

  • 80点 完成度は高いと思うが……。(0)

    2007年7月21日 to ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

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    (C)2007 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

    時間が合わなかったので吹替えでの鑑賞です。
    字幕は戸田奈津子さんみたいなので、それが幸いだったかもしれません。

    映画の完成度は高いと思うが、シリーズものの宿命か前作を見ていないと、ちんぷんかんぷんな箇所も多い気がします。

    特にハリーが何故皆から冷たい視線を浴びているのかや予言のあたりは、一つ前の作品をしっかり予習として見ておかないとつらいでしょう。

    今作は一つ前の作品とセットで見た方がずっとわかりやすそうです。

    キャストは物凄く豪華ですね。

    個人的にはゲーリー・オールドマンのシリウス・ブラックがかなり好きです。何か悲しげでもあり、危険な香りもあり、立ち振る舞いがセクシーでもあり。

    ここではネタバレになってしまうので触れませんが新キャラも個性派揃いで全く飽きませんでした。

    過去のシリーズと比べるとわくわく感がないという人もいるみたいですが、そんなことはなかったですよ。絵の中の人がが動いたりと細かいところはシリーズに共通してあるのでご安心を。

    ちなみに私は原作は読んでいませんが、映画って本を越えることってすごく難しいと思います。というか、まず勝てないんじゃないでしょうか。

    本は当たり前のようですが、映画より人が想像力を働かせる余地がずっと大きいですから。

    これから見る人は、せめて一本前の作品をしっかり見ておくことをお薦めします。

     

     

  • 80点 末恐ろしい映画監督……。(2)

    2007年7月16日 to アポカリプト

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    (C) Icon Distribution, Inc., All rights reserved Photo :Andrew Cooper, SMPSP

    う〜む。これがメル・ギブソンが撮った作品かと唸ってしまいました。いい意味で観客を無視しているというか、聞く耳持たないというか、1人よがりな作品だと思いますが、すごいです。作品からわけわからんパワーをびしびし感じました。

    何がすごいかって、死の描写がとにかく唐突だし、無意味だし、痛い!残酷! でも、本来、人の死って容赦のないものだから、死の描き方は目をそむけてしましながらも、好感が持てました。簡単に人が死んでしまう映画よりずっといいです。

    見知らぬ役者を使ったので、誰が死ぬのかわからないし、感情移入もできました。実はメル・ギブソンって相当なキレものなのか、と思わせてくれました。

    「パッション」は見てませんが、メル・ギブソン監督の三作品目があれば、私は必ず観に行きます。

    二作目でこんな作品を撮ってしまうとは、個人的には、末恐ろしい監督だと思います。

     

     

  • 80点 字幕で理解は無理。(0)

    2007年5月27日 to パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

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    (C)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

    少しでもわかりやすく理解したいと思うなら、吹替えをお薦めします。字幕追って今作を理解するのは、かなり無理があるような気がします。

    英語が分かるのであれば、もちろん字幕でも大丈夫ですが。

    字幕版は再びあの戸田奈津子さんです…。う〜ん、残念。

    酷評と賛美が極端にわかれる評価が多いようですが、DVD発売後は徐々に、いい方向へ落ち着くのではないでしょうか。

    ただし、「呪われた海賊達」「デッドマンズ・チェスト」
    「ワールドエンド」全ての作品において、字幕は言うまでもなく、吹替えもかなりの部分で見直しが必要だと思います。

    例えば、ディーヴィー・ジョーンズロッカーと死者の国は完全に区別されていたのに、前作までの訳ではけっこうごっちゃにされていたりします。

    あと配給会社は「ワールドエンド」のキャッチコピーでは、全ての謎が明らかにされる!みたいなことを言っていますが、はっきり言ってそんなことはありません。

    謎は謎として残されている部分も多くあります。
    ただし、その中には前作までの意訳や誤訳、ニュアンスの異なった訳が謎というより穴としての原因となった部分もあるので要注意です。

    ワールドエンドに行く過程やそこからの脱出はかなり面白かったし、中盤の駆け引きはわかりずらいですが、後半の海戦シーンを見るだけでも価値があると思います。

     

     

  • 90点 ロッキーを笑えない。(0)

    2007年5月9日 to ロッキー・ザ・ファイナル

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    (c)2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc., Columbia Pictures Industries Inc., and Revolution Studios Distribution Company, LLC.

    私はロッキーを、いやスタローンを笑えない。

    この映画、出てくる登場人物みんながくたびれてる。

    ロッキー自身やポーリーなど年老いた者だけでなく、
    なぜかロッキーの息子、マリー、町の若者もそう見える。

    だけどロッキーの中で、ちょっとずつ火が燻りはじめて……。

    ロッキーという人物はどちらかというと賢くない。映画でもそういう風には描かれていないと思う。

    いつも酔いどれているみたいに体を揺らしてしゃべるし、頼まれてもいないのにちょっと話したぐらいの人達に世話をしようとしてどこか暑苦しい。

    しかし、時折、生き方同様に不器用で率直なロッキーの言葉だからこそ、そこには聞く者に身を乗り出させてしまう何かがある。

    映画の話はすごくシンプルだし、お約束感も受ける。だけど、ベタにはベタの良さがあるんだ! 

    世界を皮肉った映画や伏線だらけの映画もいいけれど、ベタな映画もやっぱり私は好きなんだ。

    今回、ロッキーの台詞は、一言一言が、なんだか後半に訪れる試合のパンチより重かった。それはこのシリーズでベストの重みのような気がします。

    ロッキーがいい年してまたボクシングを始めようとして、息子に「父さん。恥じかきたいの!?」と浴びせられた時、返したロッキーの言葉のパンチはかなり効きました。

    原題は、結局、俺にはこういう生き方しかできないんだ!
    という感じなのかな。

    60歳を越えたスタローンが、スタローン全盛期に見た映画の後味をもう一度味合わせてくれるとは思わなかった。

    スタローンありがとう☆ 振り返えると、スタローン映画に何度か鼓舞されてきた自分がいました。そんな年でもないのですが……。

    スタローン。誰が何と言おうが私にとってあなたはスターでした。いやスターです!今でも。

    スタローンがこれから駄作をいっぱい撮ってしまったとしても変わらないな、それは。

    ただし、体には気をつけて。

     

     

  • 50点 CGはプレイステーションだ!(0)

    2007年2月2日 to どろろ

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    (C)2007 映画「どろろ」製作委員会

    妻夫木さんの時代劇は様になっていたし、柴咲さんの熱演も個人的にはとても良かった。かなり挑戦しているとも思う。

    中井貴一さんの貫禄ある演技や瑛太さんの卑屈な役柄もいい……。お世辞じゃなく、役者の方々については、悪い印象はなかった。みんなそれぞれの役割を充分果たしていたと思う。

    役者の演技、衣装、セットについてだけ評価するなら、★★★★はつけました。

     しかしそれを覆すほどひどいCGはなんだ!びっくりした。役者達の熱演も空回りして見えて可哀想だ。あのCGは、まるでプレイステーションだ。映画のCGじゃなくて、ゲームのCGのレベルだ。これで映画公開にGOサインが出たのが不思議だ。着ぐるみも作るならもっとちゃんと作って欲しい。

     特にベロの長い奴(客席が一斉にどん引きしていくのがわかりました)、赤い髪の奴、空飛ぶ奴! このシーンをばっさり削った方が全体としては、いい映画になると思う。それくらい中途半端でした。ここの予算をストーリーに絡む主要な魔物の部分に当てるべきだと思った。

     中途半端にちゃちい魔物を沢山出すくらいなら、数を減らして、的を絞ってリアルに作って欲しかった。欲張って手を広げ過ぎたのが今回の大きな敗因につながった気がする。リアルな面とそうじゃない面の落差が激しい。


     脚本に関して言えば、百鬼丸とどろろがうじうじしている様子をちょっと描きすぎているような気がしました。

     美術で少し気になったのは戦国時代にビニールホースってあったのかなぁ。

     全体的な感想は、すごくアンバランスでいびつな出来の映画になってしまったことが、とても悔やまれてならない。

     いい場面もいい役者の表情もあっただけに残念。すごく勿体ない映画です。

     

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  • 80点 貧乏侍三部作(0)

    2006年12月26日 to 武士の一分

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    (C)2006「武士の一分」製作委員会

    貧乏侍三部作目。

    映画が始まった当初は、木村さんの演技に少し違和感(特にフェイントで見せる笑顔とか、あれは癖でしょうか)があったけれど、後半に近づくにつれぐっと良くなっていきました。素振りとかも様になっていました。

    あんな理由が「武士の一分」なの?
    といった言葉も聞かれるが、私はそう思いませんでした。
    それではあまりにも表面的な面でしかこの映画を見ていないように思います。

    心の動きに注目すれば、それだけじゃないことがきっとわかるはず。
    主人公に「武士の一分」という言葉を発せさせるまでにいたったことが……。

     

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  • 80点 絵本の表紙に似てたドラゴン(0)

    2006年12月17日 to エラゴン 遺志を継ぐ者

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    (C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX

     映画で描かれているドラゴンは、絵本の表紙に似てましたね。意図的にそうしたのでしょうか。

     原作を読んでいない評価ですので、正当な評価ができているかはわかりませんが、個人的にはすごく楽しめました。続編があればまたみたいと思います。

     最初は、この映画、内容よりもジェレミー・アイアンズが見たくて行きました。相変わらずジェレミー・アイアンズの枯れた感じが渋かったです!主人公を導く役としてちょっと申し分ないと思います。

     内容もロードオブザリングと被るのかな、と心配していたのですが、杞憂に終わりました。いい意味で違います。今回は、ドラゴンとドラゴンライダーの関係性に比重が置かれていたのでわかり易かったように思います。私もあんなブルーのドラゴンが欲しいな、と思いました。

     ただ話全体はさくさく進み、会話で重要な部分を説明して通り過ぎているような箇所もあるのかな、という気はしました。特に、ジェレミー・アイアンズも、もっともっと見たかったなぁ。エルフの能力について、説明もあまりなかったような……。

     後半の空中戦はとても見所がありましたね。すごくスピード感があって格好良かったように思います!ローバート・カーライルも魔術師っぽくていい感じでした。

    今後のドラゴンとエラゴンの成長に期待します!

     

     

  • 80点 渋い渋いブルース・ウィリス(0)

    2006年11月4日 to 16ブロック

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    最近のブルースは「ホステージ」で、涙もろい主人公を演じて違和感を感じました。
    「シン・シシティ」では最高に格好いい刑事を演じていたものの、映画としては残酷描写が多く、個人的にはごめんなさいという感じだったので残念に思っていました。大好きな人もいると思いますが……。

    さてこの「16ブロック」では入念な役作りをしたということでびしびしブルースの本気度が伝わってきました。最初は、目に精気がなく大丈夫か?このおじさん、という感じだったのですが、実は精神的にタフで機転が利く人物に渋さを感じた(今回は肉体的にタフじゃないところも◎です)。

    人が出会ってやがては互いにいい方向へ変化するという希望の話にも共感したし、何よりとっても後味がいい映画でした。やっぱり映画はこうでなくちゃ。

     

     


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